フィールドからアグリバイオまでを学ぶ
未来を変えるスマート農業
農産物高付加価値への科学的アプローチ
多彩な就職先、アグリビジネス
Ⅰ.農産物高付加価値への科学的アプローチ:現代の農産物は、単に収穫量が多いだけでなく、消費者から高い品質が求められます。機能性成分が豊富、食味が優れる、色合いや日持ちが良いといった農産物の開発を計画的に進めることが必須となります。そのためには、機能性成分、香り成分や色素成分が動植物の中でどのように作られるのか、分子レベルの知見が必要になります。4年次のアグリサイエンス研究では、高品質農産物の作出に関わるさまざまな生命現象を科学的アプローチから解明し、新たな品種開発をめざします。Ⅱ.未来を変えるスマート農業が学べる:ロボットやAIがいろいろな分野で活用される時代になり、農業現場でも導入が進められています。本学科では、スマート農業の専門的で実践的な研究を行い、野菜やフルーツの機能性成分を増やしたり、色鮮やかで日持ちが長く商業的に高付加価値な花を咲かせたりする試みをしています。さらに、先端施設や装置を使ってスマート農業を学びます。こうした学びや研究が、日本農業の未来をつくり、ひいては世界の食料生産に貢献できます。Ⅲ.多彩な就職先、アグリビジネス:動植物のブリーダー、肥料、農薬、農業機械のような「農」に強く関連する企業のみならず、食品メーカーや流通業界などアグリビジネスの企業で広く活躍できる多彩な人材を育成します。また、科学的な知見を持ち合わせたフラワーコーディネーターや、野菜ソムリエとしての活躍も期待されます。植物と動物を同時に学ぶカリキュラムは、農学系公務員の試験範囲を網羅し、農水省や地方公務員(研究職)をめざす学生にも最適です。もちろん、大学院への進学もサポートしています。