よくある質問 


多くの入室希望者から寄せられた質問(Q)に対する回答(A)を掲載します。3年次に入室調書を提出する際の参考にしてください。

Q: 今年は何名の研究室生を採用するのですか?
A: 動物資源科学科教員一人当たりの担当数は8名ですから16名を予定しています。性別・年齢は問いません。

Q: どのような卒業研究をしているのですか?
A: 卒業研究内容については「学生の研究」をご覧下さい。これまでは学生の希望に応じて幅広い研究を行なってきましたが、このやり方は時間的にも経済的にも苦しいため、今後は研究テーマを少しずつ絞ってゆくつもりです。

Q: 自分の好きな研究ができるのですか?
A: 次の条件で認めています。自分自身の力で明確なテーマを見つけ、資料や論文や情報を収集し、詳細な実験計画を立て、自己責任の下で外部研究機関もしくはフィールドへ出かけ(自費が原則)、さまざまな研究者や専門家と問題なく交流し、長時間の正確な観察や実験を行い、研究成果としてまとめる
情熱と意志と能力があり、そのテーマが淡い夢などではなく現実的であり、教員がサポートできる範囲のテーマであると判断された場合。

Q: 研究は4年次からですか?
A: いいえ、3年次当初から卒業研究とゼミを始めます。ゼミだけを希望する学生は採用していません。卒業研究生は最初に研究テーマを決め、関連論文を読んで実験計画を立て、観察や調査や分析を行ないます。月に一度、研究の進捗状況を報告する義務があり、レポート提出が求められます。4年生の夏休み前までに卒論の「緒言」と「材料および方法」までを書き上げ提出してもらいます。10月までには「結果」が、11月には「考察」が書けるような研究計画の進行が望まれます。良好な成果が得られれば3年次からでも学会発表や論文投稿をしていただきます。「学生の研究」をご覧ください。

Q: 野生動物の保護に興味があるのですが・・・
A: 絶滅の危機にある野生動物の保護や保全はとても大切なことです。でも、具体的な対象動物と課題がない限り、それを短期間の卒業研究テーマにすることは難しいと思います。本研究室では、野生動物に関する基礎もしくは応用研究を行なうことで、結果的に生物多様性の保全につながることを期待しています。

Q: 動物の生態研究はできますか?

A: 日本大学実習地の「花鳥山脈」で動物相調査と生態調査を行なっています。厳冬期の下北半島や上高地でニホンカモシカの調査をしている熱心な先輩もいます。でも、調査地は遠方であり交通が不便なため一度調査に入ると長期滞在しなければなりませんし、かなりの危険が伴ないます。アルバイトやレジャーや就職活動を優先しない学生に向いている研究です。

Q: 先生の研究テーマは何ですか?
A: 教授の村田は、野鳥の疾病とくに原虫感染症と種保全に関する研究に取り組んでいます。野生鳥類の原虫保有率、個体群動態に与える原虫感染の影響、とくにライチョウと原虫との共進化などを究明したいと考えています。専任講師の岩佐は、これまで小型哺乳類の生物地理学的研究を専門にしてきました。とくにヤチネズミの分布について形態学的および分子生物学的な探求を続けています。

Q: どれくらい研究室に顔を出せばよいのですか?
A: 毎日来て研究するのが原則です。講義や通学時間やバイトなどで支障がある場合は仕方ありませんが、連日の午前9時から午後5時までが基本的な研究時間です。週1〜2回しか研究室に来られないのであれば、ちゃんとした卒業研究ができませんし、研究室に入った意味がありません。
本気で研究する気がなければ来ないで下さい

Q: 当番はありますか?
A: 室当番(9:00〜17:00)が少なくとも週1回はあります。外部から送られてくる宅配便(実験材料)を正門受付まで取りに行く仕事が頻繁にあります。研究室内で飼育している動物の飼育当番もあります。遅刻は厳禁です。さらに月1回は室内の大掃除を全員でしています。綺麗好きな人は大歓迎。

Q: どのような基準で採用しているのですか?
A: 入室する目的は“研究”ですから、それを2年間という短い期間内で達成できる十分な志望動機と気概があるかどうかを採用基準にしています。「野生動物は面白そうだから」、「飼育当番がなくて楽そうだから」、「バイトや遊ぶ時間が多く取れそうだから」、という軽い気持ちで来られると研究室の中で浮いてしまって居づらくなります。実際、研究室の雰囲気に溶け込めない学生を見ていると、気の毒になってきます。

Q: 採用の時に成績を重視していますか?
A: 重視していませんが、参考にはしています。なぜなら、研究には生物学の基礎知識や英語論文の読解力が欠かせませんし、卒論執筆の際には思考力と作文力と創造力が要求されるからです。でも、最も重要なのは
「やる気」と「努力」です。

Q: 面接でその人の「やる気」が分かるのですか?
A: 分かりません。即座に判断できる第六感を養おうとしていますが未熟です。皆さんの
「必ずやります!」という言葉に弱いのです。他人にだまされやすい純真な教員をこれ以上疑り深い人間にさせないで下さい。

Q: 英語やフランス語の試験があるのですか?
A: 単なるうわさです。でも、英語力は必要です。

Q: どのような学生を求めているのですか?
A: ただ指導を待っているだけの消極的な学生は困ります。野生動物に興味を持つだけではなく、知識欲と探究心と好奇心にあふれた、研究や実験が好きで積極的かつ活動的な学生を求めています。部屋の人たちと仲良くできる明るい性格も大切です。かといってお喋りばかりしていたり、コミックばかり読んでいたりする学生はお断りです。ちなみに野生動物学研究室には、専門書しか置いていません。

Q: 動物園や野生動物関連会社に就職できますか?
A: 入室と就職とは別に考えて下さい。野生動物関係の就職先は極めて少ないですし、あったとしても競争倍率はかなり高いものです。教員の紹介だけで就職できる会社や動物園はありません。動物園・水族館の場合、公立を目指すならまず公務員試験の対策が必要です。当然のことですが、野生動物関係の仕事に就きたいならば、情報収集も含めてかなりの自助努力が求められます。

Q: 先輩たちの卒業後の進路は?

A: 大きく分けると進学と就職です。まだ新しい研究室なので実績は少ないですが、これまでの進路は次のとおりです。
進学
岐阜大学農学部大学院、東海大学医学部大学院、日本大学生物資源科学部大学院、東京都立大学大学院、日本大学生物資源科学部研究生、麻布大学獣医学部(編入)など
就職
徳山動物園、横浜ズーラシア、星野リゾート、イカリ消毒、アイビート、イナリサーチ、日本ノーサンなど

Q: 獣医学科への転入に有利ですか?
A: 就職と同じく獣医学科への転入と入室とは別に考えて下さい。野生動物学研究室に入ったからといって獣医学科への転入が有利になることは全くありません。

Q: ゼミ旅行やコンパは多いのですか?

A: ほとんどありません。ただ勉強だけの2年間です。