学部生の時の卒業論文のテーマを通して腫瘍学に興味を抱き、研究をさらに発展させるために大学院へと進学しました。現在はイヌ乳腺腫瘍、いわゆるイヌの乳がんとヒアルロン酸の関係性について研究しています。ヒアルロン酸は正常組織では水分保持や関節可動域の維持などの役割を担っていますが、腫瘍細胞の悪性化にも関係しています。基礎獣医学の発展に寄与し、いずれはヒトの乳がんへも臨床応用できるような研究をめざして、日々精進しています。