Qualification/Course資格・進路

活躍する卒業生:就職

平成17年度卒業 北中 卓さん

『獣医師としての新たなキャリアパス、そして仲間たち』

 私は現在、ペットフードメーカーのロイヤルカナンに勤めています。

 日本大学獣医学科を卒業した後、2年半ほど動物病院で臨床獣医師として病気や怪我をした犬や猫の診療をしておりましたが、当時はまさか近い将来に自分がペットフードメーカーに就職するなんて思ってもいませんでした。

 私は幼い頃から、私自身がアレルギー体質であったこともあり、アレルギー性皮膚疾患について大いに関心を抱いていました。特に食事にはとても気を遣ってきた日々が思い返されます。しかしながら、臨床獣医師として犬や猫と向き合っているうちに、『なぜ獣医学の中では食事療法がまだメジャーではないのか?』、という疑問にぶつかり、『栄養学の重要性を追求し、それを広く知らしめていきたい!’’』と考えるようになりました。

 この決断の後、療法食(様々な病態に合わせて特別に調合された動物病院限定のフード)に関してなじみの深く、また、本気で犬や猫の幸せを追及していると感じられたロイヤルカナンに入社したのです。

 ロイヤルカナンでは、栄養学をはじめとする様々な海外からの情報の国内(動物病院や大学)への浸透や、国内で得た疫学・臨床データ等のフランス本社への報告を担当しています。これには様々なスキルが要求されます。それは主に私が扱っている製品が療法食であることから、まず獣医学の基礎知識(生理機能から各種疾患の病態まですべての分野が関わってきます)を必要とします。さらに、海外との情報のシェアには必須となる語学、コミュニケーション力(伝わらなければ情報は役に立たない)を身につけなければなりません。まさに、『情報を内に外に。様々なスキルが要求されるオールラウンドプレーヤーでカッコいい!』と思われるかもしれませんが、実際は全然。まだまだ次々に直面し続ける壁にぶち当たり続けています(笑)。

 しかしながら、私一人では越えられない壁を超えるためにいつも力を貸してくれる友人がいます。日本大学の学部時代からの仲間で動物病院を開業した友人や、大学教員になった友人もいます。彼らは様々なデータ取集のためにいつも力を貸してくれます。また、仕事で困った時や悩んだ時は、今まで大変お世話になった先生方が今でも親身になって相談にのっていただき、そして一緒にソリューションを考えてくださいます。

 私はロイヤルカナンで「Health Nutritionを世の中に浸透させる」という目標に向かって頑張っていますが、一人の力じゃない、多くの方々のご支援によって一つ一つ壁を乗り越えていることをいつも実感し、感謝しています。

 栄養学の観点からの動物への貢献、というのは、まだまだ認知されていない仕事かもしれません。しかしながら、日々の食事からの貢献は必ずや大きな成果を生むものですし、その積み重ねが次の世界を作り上げていくと確信し、日々頑張っています。

第50回 日本大学獣医学会での講演

第50回 日本大学獣医学会での講演

フランスの皮膚病専門家Dr.プレロー(写真中央)との動物病院訪問(新宿 木村動物病院)

フランスの皮膚病専門家Dr.プレロー(写真中央)との
動物病院訪問(新宿 木村動物病院)

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