進化し続ける
農学をリードする生命農学科とは
農業は 植物学、育種学、土壌学、緑地環境学、工学など幅広い知識が統合されて成り立つ産業です。近年、植物生命科学という大きな変革の波が農業に訪れています。例えばDNA配列と遺伝子の解析によって病害虫抵抗性や果実の着色の判別を可能としたDNAマーカー選抜技術によって、作物育種の効率が著しく向上しました。このようなグローバルな植物生命科学の知識と技術は現在の農業にとって必要不可欠なものとなっており、それを国や地域の農業にローカライズして発展させる学問が私たちが目指す「生命農学」です。
生命農学科は今後の農業の発展を見据え、最先端の農業分野で活躍する人材を育成するために、従来の農学に加え植物生命科学を大幅に取り入れたカリキュラムをいち早く編成しました。第一線で活躍する教員によるきめ細やかな授業、大学に隣接する広大な農場を活用した農場実習、最新の装置を駆使した学生実験、8つの研究室で展開される最先端の研究によって、「考える」、「体験する」、「学びを試す」の相互循環を生みだし、皆さんの可能性を最大限に引き出します。私たちは進化し続ける農学を常にリードする存在でありたいと願い、教育と研究に努力しています。