TTSSHによるホームページ転送
*** 2003年5月10日更新 ***
生物資源科学部のホームページ用サーバ(hp.brs.nihon-u.ac.jp)に、ホームページデータをアップロードしたり、その他のファイルを転送する場合は、SSH(Secure Shell)
利用が必須となりました。
SSHをWindows環境で実現するには、Tera
term proとTTSSHという2つのソフトが必要です。ファイル転送にはFTPソフトも必要です。
Tera term
proとTTSSH関係のダウンロードしたファイルは、ハンドリング(1ファイル化)と転送効率を上げるため圧縮されています。圧縮されているファイルを復元する(一般に解凍といっています)には、別途アーカイバソフトが必要です。
※注 現在のところ、hp.brs.nihon-u.ac.jpサーバへのアップロードは学部内からしか行えません。
学外からアクセスする方法は、改めて紹介します。
なお、他の一部サーバにアクセスするためにも、SSH利用が必須となりますからあわせてお読み下さい。
おことわり
このページはWindowsユーザーを対象としています。
Macユーザーは
http://network.station.ez-net.jp/client/remote/ssh/mac.asp
http://www.cse.ec.kyushu-u.ac.jp/manual/ssh/mac/
http://www.cse.ec.kyushu-u.ac.jp/manual/ftp-by-ssh/mac/
などを参考にしてください。
このほか、googleなどの検索サイトで、[Mac ssh ftp 接続]などをキーワードに検索すれば所望のページが見つかります。
ただし、それが分かりやすいか否かは私には分かりかねます。
以前紹介してあった農水省のページはアクセス制限等が生じたため紹介リストから除外します。
(Macの説明ができないのは私がMac遣いでないことにほかなりません。Macユーザーの方でこうすれば繋がるという情報をお待ちしております。)
ちなみに、現在導入されているOS、SSHのバージョンは
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.8 Generic February 2000
SSH Version 1.2.33 [sparc-sun-solaris2.8], protocol version 1.5. Standard version.
となっています。
これらを参考にしてください。
何のソフトも持っていないところから、TTSSHによるFTP転送ができるまでを書きました。不要なところは適宜読み飛ばしてください。
ところでSSHって何よ
何を今更、という人はこのページを見る必要はありませんね。
そういう人は、私に、より簡潔な説明を教えてください。実は、私もSSHの説明には自信がありません。
SSHはSecure
Shellによる通信のことですが、要するに暗号化通信を実現する一手法です。
SSHは強力な認証と、安全ではない通信経路を使った通信でも安全な通信を提供するもの、とされています。
そのため、認証手続きはともかく、普段の通信経路とは違う経路を利用して通信の安全性を確保します。もっとも、違う経路といっても、別の配線を使うわけではありませんが。
多くの一般ユーザーは、通信経路を特に意識しなければならない場面にはほとんど出くわさないと思います。ここで言うのは、どこのプロバイダを使って、どうデータが転送されていくか、という問題ではありません。
たとえば、メールの送受信をするには、メールソフトでpop3やsmtpを指定しますね。ホームページを閲覧するときは、httpから書き出します。ftpも同様です。これらは、どのサーバを相手に通信するかを明示するためのものです。サーバといっても、実マシンは1台ということもあります。
さて、ひとくちにインターネット通信といっても、通信内容に応じて別々の窓口を使って通信しています。この窓口をポートと呼びます。
たとえば、ftpはポート21番、telnetは23番、smtpは23番、DNSは53番、httpは80番、pop3は110番という具合です。
これらのポートは一般に知られており、ポートを指定して傍受していれば、簡単にIDもパスワードも通信内容も知られてしまいます。
が、SSHはポート22番を利用して通信することで、本来のポートを隠蔽します。また、通信文を暗号化しています。
port
forwardingという技術で、たとえば通常はftpならポート21番で通信するのですが、ポート22番に迂回して通信するのです。
クライアント側ではポート番号を自由に変更でき、777番とか10000番など、本来のポート以外のポートを利用することができます。
非SSH環境なら、ftpクライアントはポート21番を使って直接ネットワークにデータを掃き出したり取り込んだりしますが、SSH環境では、ftpクライアントは自PC内に仮想的に存在するlocalhostを相手に通信します。localhostはSSHに対してデータを送り、SSHはポート22番を使用して、初めてネットワークに出ていきます。サーバ側も22番ポートでデータを一括して受け取り、本来のポートを受け持つホストにデータを渡すのです。
さらに、パスワードをガチガチに守るため、RSA公開鍵暗号(注目の住基カードでも同じ暗号化方式を採るらしい)という方法を取ることもできますが、ここでは触れません。
windows 95/98/Meでは、クライアント側で管理する秘密鍵の管理が曖昧であるため、複数人で利用するPCでは、RSA公開鍵暗号を使った通信はしない方がよいともいわれています。自分しか使わないPCである、PCを共有していてもOSはwindows2000以上である、など秘密鍵の管理が厳格にできる場合はRSA公開鍵による認証も試してみてください。
より詳しく知りたい場合は、http://www.netlab.is.tsukuba.ac.jp/~one/ssh/をアクセスしてみてください。
はじめてTTSSHを使って通信ができるまで
手順1.アーカイバソフトを持っていない場合はアーカイバソフトをダウンロード・インストールする。
手順2.FTPソフトを持っていない場合はFTPソフトをダウンロード、インストールする。
手順3.Tera
term
proをダウンロード・インストールする。
手順4.TTSSHをダウンロード・インストールする。
手順5.TTSSHを起動し、サーバにログインする。ついでに接続環境を保存しておく。
手順6.FTPソフトを起動し、環境設定し、ファイル転送する。
手順7.FTPソフト、TTSSHの順に切断する。
と、まぁ、こんな手順になります。
| 各ソフトの入手先: | ||||||
| 種別 | ソフト名 | 入手先URL | ||||
| ターミナルソフト | Teraterm pro | → | http://hp.vector.co.jp/authors/VA002416/ | |||
| Teraterm pro日本語版 | → | http://www.sakurachan.org/teraterm-j/ | ||||
| SSHソフト | TTSSH | → | http://www.zip.com.au/~roca/ttssh.html | |||
| TTSSH日本語版 | → | http://www.sakurachan.org/teraterm-j/ttssh/ | ||||
| FTPソフト | FFFTP | → | http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ | |||
| アーカイバソフト | Lhaca | → | http://www1.sphere.ne.jp/app/Lhaca/ | |||
| ※注意: Tera term pro日本語版とTTSSH日本語版を利用するには、先に英語版をインストールしておく必要が あります。 日本語版と英語版の違いは、メニューやメッセージが日本語か英語かの違いだけです。英語版だけで 支障はありません。 FTPソフト、アーカイバソフトはコンピュータ教室のPCにインストールされているソフトを取り上げました。 他のソフトでも構いません。 ただし、FTPソフトはPASVモード(別の呼称あり)に対応している必要があります。 各ソフトの仕様は、それぞれのホームページでご覧下さい。 | ||||||
ソフトをダウンロードする
各ソフトのホームページを開き、ダウンロードするファイルを探します。
別ページでダウンロード方法を解説しています。ダウンロード方法が分からない場合はこちらをご覧下さい。
ソフトをインストールする
以下にインストールのアウトラインを示しましたが、 別ページでインストール方法を解説しています。インストール方法が分からない場合はこちらをご覧下さい。
アーカイバソフトを持っていない人は、最初にLhacaをインストールしてください。
次にFFFTPをインストールします。
この2つのソフトは、ダウンロードしたファイルのアイコン
と
をダブルクリックするだけで、インストールできます。
Lhacaでは
というアイコン、FFFTPでは
というアイコンがデスクトップに置かれています。
つづいて、Tera term proとTTSSHもインストールします。
この2つのソフトは、ダウンロードしたファイルのアイコン
と
のそれぞれを
の上にドラッグ&ドロップすると解凍・展開されます。
Tera term proでは、展開されたフォルダの中に
があるので、ダブルクリックしてインストールしてください。
TTSSHはTera term proの機能拡張プログラムです。単体では機能しません。
展開されたフォルダ内の5つのファイルをTera
term proの実行ファイルがあるフォルダ(c:\Program
files\Ttermpro)に手動で移動してください。
ただし、Readme.txtファイルはTera term proにもTTSSHにもあるので、移動前にどちらかのファイル名を変更しておきます。
TTSSHを動かそう
前段の説明で、ttssh154フォルダ内の全ファイルはC:\pronram
files\Ttermproに移していまいました。
スタートメニューのTera term
proにはTTSSHが登録されていませんから、デスクトップなどに、ショートカットを作っておくとよいでしょう。
をダブルクリックしてTTSSHを起動します。
の画面になります。ひとまず、【Cancel】ボタンをクリックしてこのウィンドーは閉じてしまいます。
つづいて、【Setup】−【SSH】を開きます。


上の図のとおり【Read/write file:】をクリックして、【ssh_known_hosts】を設定します。
クリックすると次の画面になります。

そのまま【開く】ボタンをクリックします。
にかわり、ssh_known_hostsファイルはc:\My Documents\ssh_known_hostsとして登録されました。
英語表記ではディレクトリの階層区切りを¥ではなく、\(バックスラッシュ)で表示します。
【OK】ボタンをクリックしてください。
つづいて、【Setup】−【save
set up】をクリックして設定を保存します。

【保存】ボタンをクリックしてください。
TERATERM..INIファイルはc:\program
files\Ttermproフォルダに格納されます。
まれに、My
Documentsフォルダに格納しようとしますが、ここに格納しても、TTSSHからは認識されません。TTSSHは自身が格納されているフォルダからしかTERATERM.INIファィルを検索できないようです。
先ほどのssh_known_hostsファイルとは格納先が違うので注意してください。
いよいよ、ホストに接続します。
【File】−【New
connection】をクリックして開きます。
接続先として、
となっているので、
【Host:】にhp.brs.nihon-u.ac.jpと入力し、
【SSH】のラジオボタンにチェックを入れます。TCP port#は自動的に22番に変わります。

このように書き換えたら、【OK】ボタンをクリックして進みます。
と表示され、初めての接続先であると警告されされるので、Add this machine and
its key to the known hosts
list左のチェックボックスにチェックを入れ、【Continue】をクリックして進みます。
と表示されることもありますが、無視して【OK】ボタンをクリックして進みます。
User
name:に自分のアカウントを、Passphrase:にメール用のパスワードを入力して【OK】ボタンを押します。
無事、接続できると次のような表示になります。
これで、SSHによるサーバへのアクセスが可能となりました。
ただし、このログイン方式では接続先ホストが保存されません。
【Setup】−【TCP/IP】を開き、
Host Listにhp.brs.nihon-u.ac.jpを追加します。
上の空欄にホスト名を書き込み【Add】ボタンをクリックし、Auto window
closeのチェックボックスにチェックを入れ、【OK】ボタンをクリックします。
この設定も先ほどのように保存しておきます。
以後、最後に保存したホストが最初にエントリーされるようになります。
次にFTP環境を整えます。
【Setup】−【SSH
Forwarding】を開きます。
最初は何も登録されていないので、空欄です。【Add】ボタンをクリックします。
上記のように設定し、【OK】ボタンをクリックてください。
Forward
local portにftpと入力
to remote machineにhp.brs.nihon-u.ac.jpと入力
portにftpと入力します。
設定したForward local portは、後述するFFFTPで指定するポート番号と一致していなければなりません(関連箇所)。
また、複数のホストを切り替えてFTPするにはForward
local portを接続ごとに変えないと、設定できないようです。
この場合、Forward local portは適当な数字(ポート番号)に付け替えます。たとえば、10000番から上(上限は65563番)あたりがいいでしょう。

このような状態になります。【OK】ボタンを押してください。
これも、保存してください。
【Setup】で設定した項目は保存しておかないと、ウィンドーを閉じてしまうと消えてしまいます。設定の都度保存しなくても構いませんが、保存は忘れないようにしましょう。
TTSSHの設定はひとまず完了です。ウィンドーは邪魔なら最小化しておくとよいでしょう。FTPソフトを使っている間は閉じてはいけません。
次はFTPソフト側の設定です。
※おまけ サーバをホストと呼ぶのに対し、自PCをクライアント(マシン)と呼ぶこともあります。
デスクトップの
アイコンをダブルクリックしてFFFTPを起動します。
上の図で【新規ホスト】をクリックして開きます。
【基本】タグでは、
のように設定します。
ホストの設定名は適当に考えてください。ここでは、BRS_HPとしました。
ホスト名(アドレス)は、必ず、localhostと書きます。けっしてhp.brs.nihon-u.ac.jpではありません。
ユーザ名、パスワード/パスフレーズはメールで使用しているアカウント名(@の左側部分)とパスワードを入力します。
ちなみにパスフレーズというのはTTSSHのところでも出てきましたが、数文字で完結するパスワードより長い、フレーズという意味です。
ただし、ここではパスワードを入れてください。
【最後にアクセスしたフォルダを次回の初期フォルダとする】のチェックボックスにチェックを入れておくと、最後の作業で使用したフォルダを記憶させられます。
つづいて【拡張】タグをクリックします。
PASVモードを使う、にチェックを入れてください。
もし、TTSSHの設定でローカル側のポート番号(Forward
local port)をftpから他の値に変えた場合は、ここのポート番号も21ではなく、TTSSHの設定と一致させてください(関連箇所)。
さもないと、port forwardingできずつながりません。
【OK】ボタンを押すと設定完了です。

のように表示されますから、登録したホストの設定名をクリックして選択し、【接続】ボタンをクリックしてください。
下欄のグレーのメッセージウィンドーに「ファイル一覧の取得は正常終了しました.」と表示されましたか?
表示されれば接続されています。
接続できませんでした.と表示されるか、ファイル一覧の取得ができなかった旨のエラーが出た場合は、設定をもう一度点検してください。特に、TTSSHのForward
local
portとFFFTPのポート番号が一致しているか、FFFTPでホスト名がlocahostになっているか、を中心に点検してください。
FFFTPでは、左ウィンドーは自PC(クライアント)、右ウィンドーはサーバ(ホスト)を表示します。
上の図では、すでにホームページを公開できる状態になっているので、public_htmlというディレクトリ(Windowsでいうところのフォルダ)が見えています。

ホームページを開設していない場合はこのディレクトリは存在せず、右ウィンドーは空白になっていると思います。(何かしらの設定ファイルが入っていることもあります。)
操作法はwindowsのエクスプローラと似ています。メニューをひと通り開いてみれば、何ができるか分かるでしょう。
新規でホームページを開設したい場合は、右ウィンドーを1回クリックしておいて、【コマンド】−【フォルダ作成】をクリックし、public_html(全部小文字です)と入力して【OK】ボタンをクリックしてください。

ただちに、右ウィンドーに反映されます。
※Unix環境では大文字/小文字を厳格に識別します。アップロードしたデータがブラウザで見えないというのは、大文字/小文字がwindowsで作成した時と変わってしまっているケースが多く見受けられます。注意してください。
もし、予期しないファイル名で転送されていたら、そのファイルの上で右クリックして、ファイル名の変更を選んで修正してください。
ついでながら、というか、今更ながらですが、日本語のwindows用キーボードでは、【
_ 】は、ひらがなの【ろ】、【 ~
】はひらがなの【へ】キーです。
ホームページデータは、【public_html】をダブルクリックして開いておき、このディレクトリの中に転送してください。エクスプローラーと同じように、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで転送できます。
※Windowsのエクスプローラでは、フォルダアイコンの上にドラッグ&ドロップすればコピーされますが、FTPソフトではディレクトリアイコンの上に載せても、ディレクトリ内には格納されません。
※ブラウザからは、http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~momose/と指定すれば、public_htmlディレクトリ内に置いたホームページデータが閲覧できます。
~momoseはユーザーアカウント名の前に~をつけたものです。またpublic_htmlの外に置いたデータは、ブラウザでは閲覧できません。
通常は、ホームページはindex.htmlという名前を付けると思いますが、違う名前を付ける場合でも、public_htmlディレクトリ内には、必ず、ダミーのindex.htmlをおいてください。そうしないと、ディレクトリ内が丸見えになってしまいます。
あえて、見せたい人は別ですが…。
余談ですが、多くのホームページ作成ソフトが、ファイル名をindex.htmと付けようとしますが、生物資源科学部のサーバは、index.htmlでないと認識しません。あしからす。
FFFTPを終了するには、【接続】−【切断】を必ずしてください。その後FFFTPウィンドーを閉じます。

次にTTSSHを終了します。
先にTTSSHを終了しようとすると、「まだ動いているソフトがあるよ」という意味の警告が出ます。
>というプロンプトの後にexitと入力し、【Enter】キーを押してください。logoutと表示され、切断されます。
Auto window
closeの設定がされていれば、ウィンドーも閉じます。
※FFFTPもTTSSHもウィンドー枠の×ボタンをクリックすれば終了しますが、Unixのマナー違反です。ログオフの操作をするよう身につけておきましょう。
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