International Sociology Lab
国際社会研究室

「どんな課題でもフィールドワークはできる。現場を見よう!」

どんな課題でも、研究として取り組む上で、具体化していく必要があります。
具体化された課題には、必ずそれが起こっている現場があります。
私たちは、その現場に直接アクセスすることで、普通の人の目線で何かを感じ、考えていきたいのです。

研究室紹介

学生の研究テーマ選びは、いつでも困難を伴いますね。
国際社会研究室は、これまで人びとの「普通」生活が含まれていれば、どのような研究テーマでも受け入れてきました。
第一に、どんなことに(無性に)興味があるのか、第二に直接見聞きしたいものは何かを学生に問うてきました。
そして「普通」とは何か、無限の可能性に挑戦していくことが研究室設立以来の使命となっています。
教員の研究テーマは、ミャンマーにある無電化村において、農業を主軸とした生活の持続的で質的・内発的な成長を考えることです。
そのために、共に考え、情報を共有していくことで、彼らがどのよう選択をしていくのか、これを見ていきたいと思っています。

  • 北海道大学大学院環境科学院におけるタンデムゼミナール。途上国の留学生とともに環境問題について議論をする田崎成美さん(H28年度卒)

  • 長崎県雲仙市における農業研修の様子。野菜の苗づくり

教員

Teppei YAMASHITA
山下哲平准教授

略歴
  • 2000年:日本大学生物資源科学部国際地域開発学科卒業
  • 2002年:日本大学大学院生物資源科学研究科博士前期課程修了
  • 2004年:日本大学生物資源科学部COE研究員(DC)
  • 2006年:日本大学大学院生物資源科学研究科博士後期課程満退
  • 2006年:広島大学大学院国際協力研究科COE研究員(DC)
  • 2007年:博士(生物資源科学)取得
  • 2007年:国際協力銀行 プロジェクト開発部 開発企画班 専門調査員
  • 2008年:国際協力機構 東南アジア第一・大洋州部 東南アジア第三課 専門調査員
  • 2009年:北海道大学大学院地球環境科学研究院 GCOE特任助教を経て現職

この研究に注目!!

これまでにたくさんの卒業研究論文が出されてきました。
その中で、興味深いものをいくつか紹介します(全ての論文が研究室で閲覧可能です)。

Study1

『脆弱な「幸福」開発における再考の必要性』

開発が人びとを幸せにしてきたのだろうか?過去の問題と課題、これに対する考え方について整理しました。
Study2

『女女間格差におけるジェンダー問題』

カンボジアを舞台に、女性が女性を差別する社会構造を分析しました。
Study3

『システム民主主義社会における「民意」の形成過程について』

第四の権力であるマスコミを軸に、形骸化する民主主義制度について、フェイクニュースなどを事例に分析しました。
Study4

その他

「大麻」「外国人旅行客」「売春」「LGBT」「宗教」「パチンコ」など、身近であってもあまりよく知らない課題に学生個々人で取り組んでおります。
  • ミャンマー・アウンバンの市場にて価格調査

  • ミャンマー・カローにて、外国人観光客へのインタビュー。フランス人にミャンマーの魅力と不便なところ(改善点)を聞き取り調査

  • ミャンマー・ダゴン大学にて共同セミナーの実施。少数民族の「閉鎖性」について意見を述べる若菜郁美さん(H27年度卒)

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