学際性・多様性のある
講義

学際的な学科の特徴を活かして、幅広い分野からの多様な講義と実験・実習をはじめとするフィールド教育に力を入れています。
学生一人ひとりのニーズに合わせて、学際性と専門性を両立できるよう 、幅広いメニューから、自由に選択できる、一人ひとりのオーダーメイドに対応したカリキュラムです。
カリキュラムの特徴である多様性は、本学科の開講科目すべてがそれにあてはまりますが、なかでも端的に示すものの一例として、次の科目を紹介します。

  • 国際協力論

  • 国際協力論は、これから地域やその地域の開発を勉強していく1年次生のための講義です。国際協力の歴史的な経緯を踏まえて、貧困削減に向けた開発援助の意義と新たな方向性及び取り組み方法を学習します。そのために国際援助機関における開発指針と主要援助国の開発方針を理解します。また、世界第2位の援助大国である日本の政府開発援助(ODA)の仕組みと、開発課題に対するアプローチの方法を理解や、これらをベースにして、貧困削減及び経済発展に向けた農業・農村開発協力分野の重要性と有効性についても学習します。

  • 環境生態学

  • 地域や開発、あるいは農業を理解するためには、自然環境やその生態を理解することが不可欠です。また、環境問題も世界的な問題と言えます。自然の世界には「無駄なものや無用なもの」は何一つありませんが、それを利用している人類は、多くの無駄や無用なものを世界中で廃棄していいます。本講義では、生態系の構造と機能、系内での物質循環の流れとそれに関与する環境との係わり、さらには、人類の活動にともなう地球環境の変化と現状を学習します。

  • グローバルビジネス論

  • 変化する世界をしっかりと捉えるためには、経済を理解する必要があります。この講義では、世界で展開しているビジネス、すなわちグローバルビジネスの基礎となる理論をしっかりと学習します。このためには、ミクロ経済学、マクロ経済学も理解しなければいけません。「経済学の基礎」を理解したうえで、グローバルビジネス戦略を議論するのがこの講義の目的です。

  • 熱帯資源作物学

  • 現在世界で急増しつつある人口を扶養するには、将来世界的な食糧生産の向上が急務です。この講義では、人類生存のためのエネルギー源および蛋白源として必要な主要食糧作物を対象として、先ず作物が発育し生産物を収穫するに到るまでの基本的な発育経過、エネルギー代謝等について学習します。また、作物生産を理解するうえで重要な、世界の主要作物について基本的性質及び栽培法の要点も勉強します。

  • 農村社会学基礎

  • 農村地域を理解するためには、その地域の社会をしっかり把握することが必要です。本講義では、「社会」(相互行為の体系)すなわち、家族・親族、村落、都市について、その特徴と構造を把握するための基礎的能力の修得を目標としています。「人間である」とはどのようなことか、特定の状況におかれた人間であるとはどのようなことか、という問いに対して「明晰な認識」を行うことが社会学の本質的な目的です。これを踏まえ、急速なグローバル化とともに変動する社会の中でヒトを中心とした諸課題について、「そこで暮らす人びとの相互関係」、「その関係はどのように組織化され制度を形成しているのか」、「どのような集合的観念が人びとと制度を動かしているのか」、権力・階級・地域・人種・民族性について具体的事例を持って検討していく講義です。

  • 国際キャリアデザイン

  • 大学を卒業後社会で活躍するため。大学生の間に自己のキャリアプランを考えることは大変意義のあることです。本講義では、国際機関、公務員、青年海外協力隊、農業、商社等で活躍する方々を講師としてお招きし、最新の動向や大学生のうちに身に着けておきたいスキル等を講義します。本学に入学したばかりの1年次学生にとって、たいへん刺激的な講義となっています。

  • 国際地域開発
    フィールドワーク

  • 国内外において長期休暇などを利用し、対象、地域、期間等学科で定める基準を満たす農業、開発等のフィールドワーク を実施した学生に対し、提出された報告書を審査の上、単位認定します。学生が自分のやりたいこと、自分の行きたい地域を選んで活動する科目です。

  • 国際地域開発
    インターンシップ

  • 国際地域開発学科で学んだことを実際の国際地域開発現場、組織にて経験し、将来の進路希望につながるように実践的就 職体験を実施します。実施機関、実施場所については受入機関・組織と調整の上決定します。

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