学際性と体験現場の重視
 学際的な学科の特徴を活かして、幅広い分野からの多様な講義と実験・実習をはじめとするフィール ド教育に力を入れています。
 学生一人ひとりのニーズに合わせて、学際性と専門性を両立できるよう 、幅広いメニューから、自由に選択できる、一人ひとりのオーダーメイドに対応したカリキュラムです。
 多様性・学際性
 カリキュラムの特徴である多様性は、本学科の開講科目すべてがそれにあてはまりますが、なかでも端的に示すものの 一例として、次の科目を紹介します。
国際機関特別講義
特別講義  貿易開発会議、IMFなど国連の機関、また国連以外ではOECDやEU、ASEANなど、多くの国際機関で専門家、コンサルタン トとして勤務経験をもつ講師により、その仕組みと最近の動向について講義します。本学科に入学したばかりの1年次学 生にとって、たいへん刺激的な講義となっています。
(写真:工藤絵理氏(WFP国連世界食糧計画・日本事務所 上級援助関係官)による講義)
国際交流特別講義
 国際交流、ビジネス、地域開発などの各界で活躍する卒業生を社会人講師として、実社会での経験に基づく講義をします。
NPO・NGOボランティア論
 今日、国際協力においてNGO/NPOの果たす役割が高まってきています。NGO/NPOの役割と意義、ODAとNGOとの連携・相互 協力のあり方および我が国を含む先進諸国、途上国のNGO/NPOの実態とその運営・活動について理解を深めます。さらに、 NGO/NPO活動への参画に必要な組織運営、プロジェクト発掘・形成・運営並びに現場での協力活動のあり方等実務・実践力 を養っていきます。
国際地域開発フィールドワークT〜W
 国内外において長期休暇などを利用し、対象、地域、期間等学科で定める基準を満たす農業、開発等のフィールドワーク を実施した学生に対し、提出された報告書を審査の上、単位認定します。なお、1年次で、テーマの立て方、文献調査法、 標本調査、調査カードの作成、アンケートの方法、フィールドワークにおける注意点、集計・分析方法、報告書の作成につ いて理解するために「フィールドワーク論」が開講されます。
インターンシップ
 国際地域開発学科で学んだことを実際の国際地域開発現場、組織にて経験し、将来の進路希望につながるように実践的就 職体験を実施します。実施機関、実施場所については受入機関・組織と調整の上決定します。
多彩な海外交流・研修
海外研修  本学科の学際的講義を現地で実践的に経験するため海外研修を実施しています。これは、アジア、アフリカの途上国で 技術協カの現場を視察したり、現地の専門家や教員から講義を受けたりするものです。また、途上国の学生との意見交換 の場を設け、学生の視点から異文化交流や技術協カのディスカッションを行います。
開発協力ボランティア養成プログラム
 本プログラムは、青年海外協力隊やNGOなど、卒業後に国際開発協力関係機関への参加に明確な意志をもつ学生に対して、 卒業年次での合格を目指して知識、技術、経験のキャリアアップを図ることを目的として実施しています。
実験・実習
 学際的な学科の特徴を活かして、講義ばかりでなく、実験・実習、野外教育にも力を入れています。自然科学から社会科 学や人文科学まで実験・実習を行える学科は他にはありません。

○生産技術実習
 農業生産における耕地生態系の保全と生産技術との調和を基本に、その理論と実際の技術・技能の習得を目的としています。 内容は、ビデオを使った基礎講義と実習に分かれています。実習の内容は、付属農場とそこで生産展開されている各種の作物 を利用して、耕地の保全管理と作物の生産技術を学びます。
キャベツ苗の選抜 田植 トマトの収穫
(写真左から:キャベツ苗の選抜、田植、トマトの収穫)

○環境農学実験
 自然生態系ならびに農業生態系内で営まれる食料生産と環境要因との関係を探るための実験・調査手法 を学ぶ授業です。
 食料生産の向上と環境問題の本質を理解するとともに、卒業研究を遂行するための基礎的な実験・調査 手法も習得します。
圃場測量 土壌分析 原子吸光光度計を用いて土壌分析中
(写真左から:圃場測量、土壌分析、原子吸光光度計を用いて土壌分析中)

○資源作物学実験
 資源作物の生理、生態的特性を学ぶ授業です。また、実験計画法に基づいて圃場試験を実施し作物の生長解析を行います。

○環境保全工学実験・実習
 本実験・実習は、講義レベル(2年次科目:土壌保全学)から研究レベルに進むための専門分野の実験・実習についての 基礎知識を身につけることを目標としています。前半では、主として土壌・水・植物を利用した理化学系の基礎実験、後半 では、圃場・温室などの設備を利用した工学系の実習を行います。これによって、3年次以降の実験実習及び卒業研究を行 う上で必要とされる基礎的な技術の習得をします。
 実験では、代表的な土壌物理実験(土壌水分、粒度、コンシステンシー限界、透水性)、水質分析(BOD、COD、SS)、 植物実験(光合成、蒸発散)の測定原理を理解し、実習においては、圃場整備工法、降雨と表面流シミュレーション、土壌 侵食の測定原理を理解します。
乾燥地の条件を設定した
     ガラス室内での各種植物による光合成と蒸散観測実験 土壌のコンシステンシー実験 組織培養

○ 統計分析実習
 統計データの集め方、読み方から、社会経済現象の統計分析手法までをパソコンを用いた実習を通して学びます。統計調査制度の概要やデータの所在・信頼性に関し、学生自身が調査し、データを読むための基礎知識を習得します。

○社会調査分析実習
 当事者の「生の声」から社会のリアリティ(現実)を把握する手法を身につけることを目標とした実習です。社会の現実を把握するには、統計などの量的情報とともに、個人の経験や特定の事例の記述などの質的情報も必要となり ます。
分析結果のプレゼンテーション データの入力と分析