宮部・阿久根ゼミ
農村地域の魅力を探る―勝浦坂本の人々と地域PR活動
宮部・阿久根班は、農村地域の地域資源を見つけ出し、地域をPRするための基礎的資料を収集することを目的として、昨年に引き続き、徳島県勝浦町坂本地区に伺いました。今年は、農村地域における人々の生活やつながりにフォーカスを当てました。
8月6日に徳島駅前に集合し、そこからバスで坂本地区に向かいました。集合前に温泉や徳島ラーメンを堪能するなど、学生の皆さん、それぞれ準備万端です。
坂本地区に伺う前に、勝浦町にある第20番札所の鶴林寺でフィールドリサーチの成功をお願いしました。標高550メートルにあるお寺では、猛暑を忘れるほど涼やかな風が吹いていました。
1日目は、勝浦町役場の寺尾さんらから地元から見た勝浦町坂本の魅力についてレクチャーを受けた後、3つのグループに分かれて打ち合わせや地域の探索に出かけました。
地元の方々との夕食会では、自己紹介代わりにそれぞれ懐メロクイズ、食ビクイズ、合奏を披露し交流を深めました。
2日目は、3つのグループが坂本地区の3件のお宅に伺って、ミカンやスダチなどの農業や地域での暮らしについてインタビューしました。途中で住民の方しか使わないような近道を教えてもらったり、飲み物をいただいたり、普段の生活ではなかなか体験できないことに、学生たちはびっくり!
午後から、翌日のプレゼンテーションに向けて資料作りに入りました。「こんな親切って都会で考えられる?」「知らない人に会って挨拶できるところってすごい!」「あんなにお世話になったのに、プレゼンの内容がこれだけでいい?」など、自分たちの持ちうる経験や知識、そして視点をフルに使って作りました。そんな中、花火とスイカのお誘いが・・・、しばし休憩。「よく学び、よく遊ぶ」もフィールドリサーチの醍醐味です。
3日目は、坂本地区のみなさまにお集まりいただき、グループごとに「坂本の人々の魅力」について自分たちの考えを、日記風や坂本の魅力をSNSで友達に伝えることを想定したものなどにして報告しました。
フィールドリサーチを通して、消費者と生産者、都市と農村など視点を入れ替えながら、「食で人々を幸せにする」をより身近に考えた2泊3日でした。受け入れの労を執ってくださった勝浦町役場、ふれあいの里さかもとの皆様、そして訪問した学生に温かく接してくださった坂本の住民の皆様に、厚く御礼申し上げます。