清水みゆきゼミ

持続可能な農業・食料生産への地域的取組み

今年度のフィールドリサーチの目的は、地域資源を生かした地域活性化の取組みについて学ぶ事です。調査対象地である小海町は、八ヶ岳の麓で、国内有数の高原野菜の産地(野辺山高原)と隣接している野菜の産地です。

最寄り駅を通っているJR小海線は、国内で最も標高の高い駅「野辺山駅」を通ることからも分かるように冬場は非常に気温が低い寒冷地です。いわゆる中山間地として、高齢化、後継者不足、過疎化という問題を抱えていた町ですが、地域おこし協力隊を積極的に活用し、移住者が増えつつあります。今回は、物的資源と人的資源をどう地域活性化に生かして行くか、2つの側面から調査することにしました。まず推進役である役場と農協で地域の概況についてお話を伺い、続いて直売所の見学、その後、地域農業の担い手である野菜農家を中心として、3班に分かれて6軒の農家のヒアリング調査を行いました。

圃場でのヒアリングは、収穫方法の実践も見せて頂き、ついでに圃場で生のトウモロコシやトマトを味わうという恩恵にも浴しました(完熟、採れたては美味しい!)

小海町役場でのヒアリング
役場直営の直売所で、若いマスターからヒアリング
農協の選果場は大きなトラクターが行き交う。白菜は冷蔵庫へ、そして出荷
完全ハウスのトマトはフルーツか、という甘さ!
レタスの定食前の苗。夏場は水の管理が大変
最終日は現地報告会。「私の体は高原野菜で出来ている!」という学生も

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