齋藤ゼミ

1. 食料生産の現場体験と牧場関係者の講話

2017年度のフィールドリサーチは、岩手県葛巻町にある「くずまき高原牧場」を拠点として9月6日~9日の日程で実施しました。多様な機能を備えた牧場での充実した4日間です。搾乳体験や牧場施設全体の視察等を通じて、豊かな自然と人間が織りなす雄大な景観等を満喫しました。

牧場の牛乳を原料とした、チーズ、アイスクリーム、パンなどを各人が実際に作り、味わいました。自分たちの手作り製品だけに、おいしさもひとしおです。
くずまき高原牧場は30数年の歴史のもとに、現在では「日本一の公共育成牧場」と称されるまでに発展しています。牧場の創生期から関わってきた中村哲雄前町長、鈴木重雄町長からの講話では、牧場作り・まちづくりへの情熱あふれる内容と語りに圧倒されます。

2. 酪農家や乳業企業等への訪問調査

町内の酪農家や乳業企業への訪問調査によって、普段触れることのない牛乳生産や加工現場での実情を勉強しました。

村澤牧場では生き物相手の仕事の大変さと、そのやりがいを学びます。調査時にいただいた自家製の牛乳はもちろん、自家栽培の朝取りとうもろこしのおいしさも格別でした。
タカナシ乳業では、牛乳の殺菌温度別の試飲(低温殺菌牛乳・UHT牛乳)や牛乳製造工程の徹底した衛生管理について学びました。
守山乳業やくずまきワインでは、食品工場としての徹底した品質管理、物流システム、マーケティング活動等の具体的な内容を教えていただきました。

最終日は、八幡平市のサラダファームを訪ねました。野菜や果物等の収穫体験施設、フラワーパークとして整備された景観、そしてレストラン事業等、観光農業を主体とした6次産業化の取り組みを学びました。元気に活躍する女性経営者からのお話でした。

タカナシ乳業での調査の様子
鈴木重雄町長の講話
村澤牧場の皆さんとともに
きれいに焼き上がった手作りパンを美味しくいただきました
くずまきワインの製造工程、熟成工程、マーケティング等を学びました
風力発電による再生可能エネルギーの役割と自然との調和などを学びました

pagetop pagetop