小野ゼミ

本州最北端で日本の農業・水産業を考える

農業生産者のほとんどは、農薬や化学肥料の適正使用を通じ、安全・安心で低価格な農産物を供給しています。マスコミに取り上げられる少し珍しい農業は、それはそれで興味深いのですが、わが国の食品ビジネスを考えるうえでは、こうした「普通の」現場を体験してもらうのが重要と考え、小野班のフィールドリサーチを企画しています。本年度は総勢19名でした。

中泊町役場での地域概要紹介でフィールドリサーチはスタート。地元農業者との交流では、日本国内にもかかわらず言葉の理解が難しいという体験に四苦八苦。宿泊は町の施設を貸切りました。

二日目は、小泊地区での漁業体験。あいにくのシケのため、当初予定が変更になったのは残念でした。天候の影響を受けるのも第一次産業の宿命です。午後は津軽料理指導。生きたイカの刺身は格別でした。学生の包丁さばきも、良い意味で地元の方々の期待を裏切らないものでした(みなさん、普段からもっと料理をしましょう)。

三日目。朝は、トマトの選果場見学。真っ青なまま東京へ出荷されるトマト。流通システムのあり方を考える良い機会になりました。ラジコンヘリによる農薬散布の現場見学。実際にヘリが大豆圃場の上を飛ぶ姿、人力では1時間かかる作業がヘリだと5分で終わるというお話は、学生の農業に対するイメージを大きく変えたでしょう。その後はスイカとメロン。「完熟をその場で食べる」に勝る贅沢はありません。
古民家では津軽民芸品づくり。ワラを編むのは大変でしたね。その後昼食。夕方からは地域資源探索。高さ24メートルの立ちねぶたを観ることができました。

机に座って学ぶことも大切ですが、地方に出て、農村や漁村の空気を吸って、生産者々の話を聞き、交流することも同じく大切です。この3泊4日を通じ、学生諸君の知識に深みが増したはずです。

町勢概要に関する講義
イカをさばいてみましょう
小泊漁協前にて(のしイカづくり)
ヘリコプターによる雑草防除
スイカの試食
予想以上に白熱した民芸品づくり

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