宮部・友田ゼミ

農村地域の魅力を探る―勝浦坂本の地域資源探索と地域PR活動

宮部・友田班は、農村地域の豊かな自然、伝統野菜、郷土料理などの地域資源を見つけ出し、地域をPRするための基礎的資料を収集することを目的として、徳島県勝浦町坂本地区にお伺いしました。
8月7日には台風が和歌山県北部に上陸するという状況の中、交通機関は大幅に乱れましたが、学生はそれぞれ臨機応変に対処して徳島駅前に無事集合し、徳島駅前からバスで坂本地区に向かいました。幸いに、現地でも被害はほとんどなく、2泊3日の日程は晴天に恵まれました。

1日目は農産物直売所「よってネ市」を見学した後、宿泊先の「ふれあいの里さかもと」で、勝浦町役場の寺尾さんと坂本グリーンツーリズム運営委員会の中川さんから、地元から見た勝浦町坂本の魅力についてご報告いただきました。
その後、2年生は4つのグループに分かれ、地域散策の計画を打ち合わせました。「ともかく外に出てみなければわからない」と、打ち合わせを早めに切り上げ、1日目から散策に出るグループもありました。
打ち合わせの後は、地元の方々との交流会を行いました。各グループからは、漢字クイズ、イヤホンガンガン伝言ゲーム、勝浦町にちなんだクイズ、マジックといった出し物があり、交流を深めました。

2日目は朝5時過ぎから地域散策を始めるグループが多く、学生たちは、日の出、山の風景、動植物、川の流れといった自然資源、畑の野菜や特産のスダチ、アユ釣りといった農的資源、寺社や干してある梅干しといった生活文化資源などの写真を撮りました。2日目の午後からは、プレゼン資料作りに入りました。各グループとも夜中までかかって完成させたようです。

3日目は、各グループが、散策の中で撮った写真と出会った方々からお伺いしたお話を基に、坂本の魅力についてのプレゼンを行いました。また、同時期に坂本地区の調査に入っていた東洋大学の学生からも発表があり、参加学生にとっては刺激になったようです。

このフィールドリサーチの中で、特に学生たちの印象に残っているのは、地元の方々の温かさです。地元の方々は、突然訪れて散策する学生に声をかけ、地元のことを話し、見つけにくい文化的資源まで道を案内し、梅干しを試食させて下さり、お茶やスイカをふるまって下さいました。受け入れの労を執って下さった勝浦町役場、ふれあいの里さかもとの皆様、そして突然訪問した学生に温かく接して下さった坂本の住民の皆様に、厚く御礼申し上げます。

農産物直売所「よってネ」市、翌日の花火の後このスイカを食べました
研修会で寺尾さんと中川さんの話を聞く学生
グループごとに、翌日の散策の作戦を練ります
交流会での2年生の出し物、読み方の難しい漢字クイズ
2日目の夕食の後は花火で息抜きをしました
最終日、学生が散策で発見した坂本の魅力をプレゼン

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