下渡ゼミ

下渡ゼミ

食べることの意味を考える現地実態調査

今年の本調査は今までで最も遅い9月8日から11日までの3泊4日間の日程で実施しました。調査地は昨年と同じ宮崎県の綾町です。綾町はユネスコのエコパークにも登録されている自然豊かな町で、人口は7,000人に過ぎませんが、年間に綾町を訪問する観光客は100万人を越えています。綾町の魅力は、東洋一とも言われる「照葉樹林」の森、嘗ては世界一の長さを誇った「照葉大吊り橋(全長250メートル)、酒仙の杜(お酒のテーマパーク)、綾城、陶器、木工品・家具、藍染め、ガラス工芸品など町の名産品を展示販売する「国際クラフトの城」、地方競馬が開催される馬事公苑、Jリーグなどのプロのサッカーチームが合宿練習するサッカー場、野球場などが整っています。そして何よりも「自然生態系農業」によって無農薬、無化学肥料によって生産される野菜・果物、そしてバーベキューで食べる綾牛やピンク色に輝いた豚肉、地鶏の味は絶品です。今年のフィールドリサーチも、最終日の農業体験実習でサツマイモの収穫作業(いも掘り)を体験したり、エコツーリズムで照葉樹林の森を散策したり、自由時間に澄み切った綾南川で泳いだり、前田町長以下、町の職員の方々とバーベキューを楽しんだり、充実した4日間を過ごすことができました。

町の職員の方から綾町の概要を伺う
選果場にて「自然生態系農業」で栽培された作物の出荷を見学
サツマイモの収穫作業の休憩中、農家の方と談笑

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