高橋・小野ゼミ

高橋・小野ゼミ

瀬戸内海の離島、素晴らしい自然の中で農作業と海の体験・食事づくり!

 私たち高橋・小野班は、昨年度に引き続き、2014年9月6日(土)~9日(火)の3泊4日で、学生20名(うち2年生17名)と教員2名により、山口県上関町祝島においてフィールドリサーチを行いました。祝島は、瀬戸内海に浮かぶ周囲約12kmの小さい離島で、瀬戸内のすばらしい自然環境の中、漁業と無農薬栽培のビワ生産など、島の人たちは農漁業を中心に生活を営んでいます。祝島は、30数年来、島の対岸約4kmの地点に中国電力上関原発の建設が予定され、この問題で揺れていますが、島の多くの人たちはこの素晴らしい自然を守り、農漁業と安全な「食」で島を成り立たせようと頑張っています。最近は、こうした島に惹かれ、Uターン、Iターンで移住する人も増え、島内にお店もできはじめるなど活気を見せています。今年も、こうした島の人たちとお話しをしながら、貴重な交流を得ることができました。
 初日の夜は、島の関係者の方々やIターン者の方から、みっちりと島の概況や最近の地域動向をヒアリング。翌日から2班に分かれ、農業班は氏本農園の放牧養豚の体験実習です。豚のご馳走である生ゴミの回収から豚への給与なども体験した後、豚が復元した畑での農作業などを行い、土にまみれ爽やかな汗を流しました。海班は、漁船に分乗して島と開発状況の学習とともに、船上でタコ漁やさまざまな魚種の釣りを体験し、また海水浴も楽しみました。さらに、早朝から燃料も薪を使っての自炊に取り組み、自ら釣った魚や地元で得た野菜などを使って、2~4日目の朝・昼食と3日目の夕食は、学生自らがメニューを考え、自らの手で食事をつくりあげました。3日目の夕食は報告会の晩餐メニューも学生自ら考え調理し、ご招待した地元の方々からも大変好評でした。合間には、釣りや泳いで楽しんだ反面、島民の方々のヒアリングなどもしっかり行いました。最終日午前中は、調査票清書に専念、昼過ぎの船で島を離れる前までに、全員きっちり清書して提出しました。
 船で島から離れるとき、島の人たちからの手がちぎれんばかりのお見送りに、船の上の学生も思わず感動、映画の1シーンのようで、こちらも思わずぐっときてしまいました。ご協力いただいた全ての島の関係者の方々に、改めまして厚く御礼申し上げます。

初日の夜、みんなでヒアリングを行う。 初日の夜、みんなでヒアリングを行う。
ヒアリングを終えてほっと一息。 ヒアリングを終えてほっと一息。
実習だけではなく、時間を見て地元の方へのヒアリングを実施。 地元の方へのヒアリングを行い地域実態を学習する。
農作業/氏本農園の放牧養豚の豚は実に優しい表情をしている。 農作業/氏本農園の放牧養豚の豚は実に優しい表情をしている。
海の体験/漁船に乗って島を一周。釣りで食材ゲット!潮風で気分は最高! 海の体験/漁船に乗って島を一周。釣りで食材ゲット!潮風で気分は最高!
調理体験/食の大事さを実感しました。 調理体験/食の大事さを実感しました。

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