学びについて

書籍紹介

人を幸せにする
食品ビジネス学入門(第2版)
–食品ビジネス学科編著–

  • 出版社:株式会社オーム社
  • A5判・184頁
  • ISBN 978-4-274-22737-0
  • 発行:2021/7

出版社サイト・購入はこちら

※一般の書店でもお求めいただけます
(各書店にご注文ください)。

食品ビジネス学の「学びのポイント」を解説!

本書は、現代の「食」を理解するための基礎的な知識を「食品ビジネス学」という視点から取りまとめたものです。
「食」は日常的に私たちの身近にあるものですが、身近すぎるがゆえに、「食」がある日突然なくなったりすることや、どのように作られているか、あるいは作られてきたかといったことを想像することは意外と少ないのではないでしょうか。本書は、急速に変化する現代の「食」がたどってきた長い道のりを振り返りながら、現代の「食」とそれに関するさまざまな課題を中心に据えて追究しました。
「食」は、私たちの生活に欠かせないものなので、「安心して食べたい」、「忙しい毎日の中でも、しっかり食べられるようにしたい」、「食べることを通じて、多くの人々の生活が豊かになって欲しい」と思う人が多いのではないのでしょうか。本書はこうしたことを具体的に考えて、行動するための学びを深めていくことができます。

※本書は2016年10月発行の『人を幸せにする 食品ビジネス学入門』の第2版になります。

人を幸せにする食品ビジネス学入門

【オリエンテーション】

「食」の変遷と
近未来の「食」を考える


「食」が文化と呼ばれるまでに、数千年という長い時間が必要でした。食の成り立ちと、近未来の「食」のあり方を考えるためのプロローグです。
〈著者/下渡敏治・清水みゆき〉

【第1講】

食生活を変えた
うま味調味料


食品産業の発展と食生活の変化に影響を与えた“うま味調味料”のビジネス・ヒストリーから、イノベーションと企業家活動の意義を考えます。
〈著者/佐藤奨平〉

佐藤ゼミはこちら

【第2講】

即席麺登場


食品ビジネスの原点は“商品開発力とマーケティング力”にあります。この講では日本の食品企業が開発し世界的食品へと成長した即席麺から、そのヒントを学んでいきます。
〈著者/木島実〉

【第3講】

ファストで
コンビニエンスな食生活


私たちの食行動は、個人や社会の幸せと繋がっています。身近なハンバーガーを題材に、食生活の「便利さ」と「豊かさ」のバランスについて考えます。
〈著者/久保田裕美〉

久保田ゼミはこちら

【第4講】

海の向こうから
やって来る


国際的なつながりによって、日々、私たちの目の前にもたらされる食の恩恵について、その要因と背景を考えます。
〈著者/阿久根優子〉

阿久根ゼミはこちら

【第5講】

「香り」の魅惑


「香り」ってそもそも何だろう?食べ物のおいしさと「香り」って関係あるの?「香り」と「食品ビジネス」はどう関わるの?そんな疑問の答えをみつけてみよう!
〈著者/若林素子〉

若林ゼミはこちら

【第6講】

いつまでも
食べ続けたい


お餅による窒息が毎年ニュースになります。生きるために食べることは欠かせませんが、命にかかわることがあるのです。見た目もおいしい高齢者食について一緒に考えよう!
〈著者/谷米温子〉

谷米ゼミはこちら

【第7講】

アメリカ人は
何を食べているのか?


「ファストフード」が誕生したアメリカで、その食の形成過程を追い、そして現在問題となっている肥満や食の裏側を探っていきます。
〈著者/大石敦志〉

大石ゼミはこちら

【第8講】

インド人は
何を食べているのか?


日々最小限の食料で生きているインドの人々の食生活から、21世紀の食料問題を解く重要なヒントについて学びます。
〈著者/下渡敏治〉

【第9講】

スローフードとは
何か?


イタリア生まれの食と農と環境を守る国際的な市民運動であるスローフード運動の概要について概説し、生物や食、農の多様性を守ることの重要性及びそうした観点から今日の暮らしを見直すことの大切さについて論じています。
〈著者/川手督也〉

川手ゼミはこちら

【第10講】

フードツーリズムが
もたらす可能性


日本各地には「その地域ならではの食文化」があります。そうした食(フード)を対象とした観光(ツーリズム)がもたらす多様な効果や可能性について学んでいきます。
〈著者/片上敏喜〉

片上ゼミはこちら

【第11講】

安全な食料生産


環境に優しく、より安全とされる有機農業・有機農産物の歴史と実態、その問題点と今後の課題の検討を通じて、「安全な食料生産」のあり方を考えていきます。国際的な視点も含めて解き明かしていきます。
〈著者/高橋巌〉

高橋ゼミはこちら

【第12講】

豊かな食料生産環境


私たちの食の素材である農産物の生産環境である農村について、今の農村が抱える課題を踏まえて、私たちが農村でどのようなことが出来るのかを考えていきます。
〈著者/宮部和幸〉

宮部ゼミはこちら

【第13講】

食用油が
世界を救う?


大豆油等を原料とするバイオディーゼルは、カーボンニュートラルで温室効果ガスを削減する燃料と一般に言われていますが、果たしてそれは本当でしょうか?
〈著者/小野洋〉

小野ゼミはこちら

【第14講】

なぜ食品偽装が起きる?


毎年のように表ざたになる食品偽装。偽装食品によって多くの人々が被害を受けています。みんなに迷惑をかけるとわかっているのに、なぜ偽装はなくならないのでしょうか。
〈著者/友田滋夫〉

友田ゼミはこちら

【第15講】

食について
学び続けよう


正しい食の情報を選択するためにも、私たちは学び続けることが必要です。すべての人が学び続けるために、どのような取り組みがあるのか、食育について知っていきましょう。
〈著者/清水友里〉

清水友里ゼミはこちら

【第16講】

SDGsの世界で生きる


世界中の、より多くの人々が、美味しかった、と言って笑顔になれる日を、私たちは創造することができるだろうか。SDGsが掲げる目標を意識した消費のあり方を考えます。
〈著者/清水みゆき〉

清水みゆきゼミはこちら

出典:日本大学食品ビジネス学科 編著『人を幸せにする 食品ビジネス学入門(第2版)』オーム社
イラスト:日本大学芸術学部卒業生 N.K

出版社サイト・購入はこちら ※一般の書店でもお求めいただけます
(各書店にご注文ください)。