食ビの人々

宮原 里沙 Risa Miyahara 昭和産業株式会社
2014年度卒業(業種 製造業)

くじけそうなときも強い気持ちを持ち続けること。
今の頑張りがきっと皆さんの将来につながっていきます。

これまでの歩みについてお聞かせください

子どものころから食べることはもちろん、料理を作ることも大好きでした。将来は食品に関係した仕事がしたいと考えて、大学進学でも食品について学べることを最優先に進学先を検討しました。ちょうど、私が入学する年度から調理の実習も始まるということで、食品ビジネス学科は、まさに望んでいた条件を備えていたのです。実際に調理実習を進めるうちに、和食、中華、フランス料理と私のレパートリーも増えていきました。同時に、料理への理解も深まり、知的好奇心も満たされていったのです。また、学生が協力しながらひとつの料理を作ることもあり、チームワークの大切さも学んだように思います。ゼミは大矢ゼミに所属。ゼミの学びではメーカーと消費者を結ぶ卸売業に興味を持ちました。就職活動ではメーカーをはじめ、流通、小売などさまざまな分野の企業を研究するなかで、小麦や油など、原料メーカーの存在を知りました。食の根源を支える仕事に、やりがいを感じることができると考え、昭和産業に入社することを決意しました。

現在の仕事内容は?

入社後は財務部に配属されました。漠然と営業かなと考えていたのですが、配属面談で「どこに行きたい?」と聞かれ、会社の全体を見てみたいと答えました。そのためかどうかはわかりませんが、財務部で働くことになったのです。財務に対する基礎知識もなく、OJTで知識やノウハウを身につけながら、業務にあたっています。覚えることは多岐にわたり、現在でも勉強の日々です。茨城の鹿島工場という大きな工場の経理を担当しています。課題としていることは、仕事を点ではなく、線として理解すること。そのためには、まだまだ知識の吸収が必要です。線として理解することで、たとえば誰かに説明するときでも適切に説明することができます。最近、ようやく少しずつですが、自分の知識で問い合わせに答えることができるようになってきました。財務部だからこそ、営業では見えない会社の全体像や動きが見えます。そこに面白さも感じています。さらに知識やスキルを身につけることで、もっと面白くなる。そう期待しています。

これから就職活動を開始する後輩たちにアドバイスをお願いします

自分自身の経験からですが、エントリーシートや履歴書は、読んでもらわないと意味がありません。そこで、目につくような工夫をしていました。丁寧な字で書くことはもちろんですが、たとえば写真を貼る必要がないものにも写真を貼るとか、赤いマーカーで印をつけるなど、ひと工夫を加えていました。就職活動も後半になってくると、まわりの友人たちが内定をもらっていたりしていて、ネガティブになる時期もあります。私もそうでしたが、強い気持ちを持ち続けて、働きたいと思える会社に出会えるまで頑張りました。くじけそうなときは、きっと将来につながることだと自分に言い聞かせていました。その思いが実って、私は心から働きたいと思える会社に入社することができました。皆さんも、強い気持ちを持って、就職活動に立ち向かってください。

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