食品ビジネス特別講義は、日本の食品産業を牽引する企業の方々を講師としてお招きし、食品ビジネスの最前線について学ぶことができる本学科の目玉の講義の1つです。
2013年度は、カゴメ株式会社のトップの方々に、「「Next50:学び、考え、行動する」カゴメ株式会社」をメインテーマとして、カゴメ株式会社の歩み、商品企画やマーケティング、野菜農業の取り組み等について講義をいただきました。講義は、9月17日から19日の3日間の集中講義として実施され、代表取締役社長の西秀訓氏をはじめとする6名の講師による講義が行われました。2013年は、カゴメ株式会社に社名変更をしてから50年の節目の年にあたります。1899年トマトの発芽と共に創業し、その後、1963年に社名を当時の「愛知トマト株式会社」から「カゴメ株式会社」に変更、ローカルブランドから現在のナショナルブランドへと成長しました。プロダクト・ブランドから、コーポレート・ブランドへ成長してきたカゴメの軌跡、さらに、カゴメ株式会社が、次の50年で世界に通用するソーシャル・ブランドをめざしていくという "Next50"(新たな中期経営計画)の取り組み等についてお話を頂きました。
また、2日目には、茨城県小美玉市にあるカゴメ茨城工場にて現地見学を行いました。植物性乳酸菌ラブレ、野菜生活100ホームパックなどのチルド飲料の製造ラインを見学し、日頃、口にしている身近な製品の生産現場について、視覚、味覚を使って学ぶことができました。
このように、今年度の食品ビジネス特別講義も大変充実したプログラム内容で実施されました。当学科の学生たちにとっては、食品ビジネスの最前線で活躍される企業のトップと現場の生の声を聞くことが出来、食品ビジネスを肌で学ぶことが出来た大変有意義な3日間となりました。