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2013年度 フィールドリサーチ

下渡ゼミ
2013年9月9日~9月12日 宮崎県東諸県郡綾町

 フィールドリサーチ・下渡班では今年度も『「食べることの大切さ」を考える』をテーマに、有機農産物・食材の生産と照葉樹林帯の保全活動(2012年ユネスコのエコパークに認定された)を中心に、資源循環による独自の町づくりで有名な宮崎県東諸県郡綾町において3泊4日のフィールド調査および体験実習を実施しました。以下、概略を紹介します。
 初日(9月9日)は空路宮崎空港に到着後、マイクロバスで綾町役場に移動。有機農業開発センターにおいて自然生態系の保全を中心とした有機食材生産について約1時間のレクチャーを受けた後、町がJA綾町に管理を委託している育苗センター等の農業施設を見学。農業施設の見学終了後、綾町役場に移動し前田町長を訪問。町長応接室で自己紹介、前田町長から綾町の町づくりの考え方について説明を受けた後、フィールドリサーチ10周年(下渡班)を記念して、綾町が用意したヒカン桜の植樹と記念碑を役場正面の庭園に設置しました。感無量でした。
 2日目(9月10日)は、宿泊先の綾川荘に近い、手作り工房のひとつ「綾の手袖染織工房」を訪問。この工房は現在日本では見られなくなった桑の栽培による蚕(かいこ)の飼育、生糸の生産から染織、製品加工(着物、バッグ、装飾品など)、販売(日大本部に近い市ヶ谷にも販売店を出店)までを手掛けている手作り工房であり、英国人の研修生もここで生糸の生産から染織、加工を学んでいます。綾城・国際クラフトの城見学、杉山ぶどう園でぶどう・ももの収穫体験を行った後、午後は雲海酒造綾工場において焼酎の製造過程を学習しました。その後、全員自転車で綾南川およびフクトミ・ファームガーデンに移動し、スイーツの学習、夕方、てるはの森の宿の野外焼き肉処で綾町役場主催による交流会に参加しました。
 3日目(9月11日)の午前は町営の有機農産物の直売センター「本物センター」を訪問し、有機農産物・加工品等の販売状況を調査。その後、照葉大吊り橋管理事務所に移動し、綾町企画調整課の担当者からユネスコのエコパーク認定について説明を受けました。昨年、掛け替え作業が終了した「照葉大吊り橋」を渡り、照葉樹林帯を徒歩で移動。午後は町営の大型体育館てるはドーム・てるは図書館を見学後、食材生産体験実習を実施(生協と有機食材の契約生産を手掛けている郡農園の農場でサツマイモの収穫を体験)。夕食後、フィールドリサーチの総括と反省会を開催しました。
 4日目(9月12日)の午前は、フィールド実習の取り纏め、レポート作成に向けた資料整理を実施。3泊4日のフィールドリサーチを無事に終了することができました。綾町で10年目となる今年度も参加学生の意欲は高く、充実した楽しいフィールドでの実習を体験することができました。

  • 有機食材生産についてのレクチャー
  • 「育苗センター」の見学
  • 前田町長から町づくりの考え方を伺う
  • 「照葉大吊橋」で記念撮影
  • 町長との交流会
  • 「雲海酒造綾工場」の見学
  • 花のまちづくりのシンボル「花時計」
  • 「綾の手袖染織工房」で蚕の見学
  • 町長と10周年記念植樹式
  • 日本大学フィールドリサーチ(下渡班)10周年記念植樹の碑

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