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2013年度 フィールドリサーチ

清水・大石ゼミ
2013年9月7日~10日 愛媛県新居浜市

 2013年度のフィールドリサーチは「地域資源の有効活用と地域活性化」をテーマに、愛媛県新居浜市で実施しました。新居浜市でのフィールドリサーチは、これで3年連続となります。
 調査対象地である新居浜市は、江戸時代から別子銅山によって栄えた地域であり、創業家である住友の城下町として、近代的技術による繁栄の一方で、煙害や鉱毒にも悩まされた歴史を持つ地域です。そのため、環境問題への対応や企業の社会的責任(CSR)の観点からも大変興味深い地域といえます。新居浜の有する地域資源をいかにして有効に活用するか、そして地域の活性化にどのように結びつけるかについて、現地調査を行いました。
 1日日(9/7)は移動日。学生はそれぞれ自ら交通手段(飛行機、新幹線等)を手配し、新居浜に集合しました。中には途中から自転車で移動してきた強者も。
 2日目(9/8)から現地調査を開始。この日は歴史・観光関連の施設を中心に訪問しました。別子銅山の東平(とうなる)ゾーンは、大正5年から昭和5年までの間、別子鉱山の採鉱本部が置かれ、社宅・小学校・劇場・接待館が建てられるなど、大変な賑わいをみせていた地域です。現在は「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれる場で、別子銅山の精錬・運搬施設跡の見学を行いました。また、マイントピア別子では、鉱山観光を行い、ボランティアガイドの方から当時の鉱山で働く方々の様子を伺いました。あわせて、別子銅山記念館、広瀬歴史記念館も訪問しました。
 3日目(9/9)はまず黒島港からフェリーに乗り、白いもの産地・大島へ移動。白いもはねっとりとした食感と濃厚な甘さが特徴で、生産量は限られていますが、七福芋という名称でブランド化の取り組みが進みつつあります。その白いも生産を行っている畑の草取りを行った後、生産者グループの代表の方に、現在の生産状況や課題、今後の展望などについて話を伺いました。午後は、地域産の食材にこだわる食品メーカー((株)別子飴本舗、愛媛果汁食品(株))を訪問。工場見学と聞き取り調査を行いました。そして、最後に新居浜市役所の方から、市の行政施策や特産品等について、聞き取り調査を行いました。盛りだくさんの調査を終えた学生は、宿に戻り、翌日の報告会の準備を行いました。
 4日目(9/10)は報告会を開催し、現地調査の結果を順番に報告。新居浜の地域資源への理解を深めると共に、活性化の方法についての検討を行いました。学生は、現地を訪問し、調査を行うことの重要性を体感することができたようで、大変有意義なフィールドリサーチとなりました。この場を借りて、協力頂いた皆様に御礼申し上げます。

  • 東平(1)
  • 東平(2)
  • マイントピア別子
  • 大島(1)
  • 大島(2)
  • (株)別子飴本舗
  • 愛媛果汁食品(株)
  • 報告会

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