2012年度のフィールドリサーチは、昨年度に引き続き、愛媛県新居浜市で実施しました。調査対象地である新居浜市は、江戸時代から別子銅山によって栄えた地域であり、創業家である住友の城下町として、近代的技術による繁栄の一方で、煙害や鉱毒にも悩まされた歴史を持つ地域です。今回のフィールドリサーチでは、新居浜の有する地域資源をいかにして有効に活用するか、そして地域の活性化にどのように結びつけるかについて、現地調査を行いました。
具体的には、歴史的遺産である別子銅山関係の施設の見学とヒアリング、大島で生産されている特産物の白いも(サツマイモの一種)の畑の見学とヒアリング、菓子メーカーの見学とヒアリング等を行いました。また、白いもを活用したお菓子作りや販売を行っている地元の新居浜商業高校の生徒たちと共同でワークショップを開催し、今後の展望について意見交換を行うなど、収穫の多いフィールドリサーチとなりました。
- 別子銅山(東平)
- マイントピア別子
- 広瀬歴史記念館
- 大島の白いも畑
- (株)別子飴本舗
- 畑田本舗((株)ハタダ)
- 報告会