失敗を経て、就職活動に対する意識を転換。
それがプラスの方向に。

【業種】

その他

就職活動をはじめたのは、3年の10月頃。3つの就職サイトに応募しましたが、当時私は部活をしていて文化祭の行事や後輩への引き継ぎに追われ、就職活動がなかなかできず、不安な日々を過ごしました。1月になってようやく東京ビッグサイトで開催された合同説明会に参加するなど就職活動をスタートしたものの思うように進みませんでした。そこで、私は、一冊のノートを用意して自分の長所や短所を書きながら徹底的に自己分析をすることにしました。また、グループ面接などで一緒になった人たちの様子を良く観察し、自分の面接に生かすようにしました。さらに、職種を絞って会社を選ぶようにしました。その結果、数社から内定をいただくことができるようになりました。

現在、三菱住環境システムズの総合営業部で営業事務の仕事をしています。当社は三菱電機直系の会社で、家電品、エアコン、照明器具など住環境に関連した製品を販売店やハウスメーカーなどに卸すのが主な仕事です。私が所属する総合営業部では、マンションに設置する照明やエアコン、IH等の販売、ラジオショッピングに商品を提案するなど、幅広い業務を行っています。その中での私の仕事は、商品の在庫確認や価格照会の他、修理依頼に対する手配や納品書作成、部品発注、文房具の消耗品管理を手がけています。仕事内容は営業に比べると成果がはっきりと出るわけではなく、地味な仕事ですが、自分がお客様に対応して発注が決まった時や、お客様、営業の役に立った時にやりがいや喜びを感じます。

今振り返っても、まさに波瀾万丈の就職活動でした。落ちるたびに自分を否定された気持ちになり、落ち込んだことも何度となくありました。でも、今落ち着いて考えてみると、就職活動は運もあるし、会社との相性も大きいので、あまり落ち込まないでほしいですね。そうは言っても、やはり人は落ち込んでしまうもの。失敗を経て自分の考えを見つめ直したことが結果につながった私のようなケースもありますので、上手に気晴らしをしながら、落ち込まず、あきらめずに頑張ってほしいですね。できればなるべく早く就職活動をスタートすることもおすすめします。早く動く人はやる気もあるし、優秀な人が多い。そういう人たちと一緒に面接を受けてあせりを感じたし、とてもいい刺激になりました。まわりの人たちの様子を見て、自分を振り返ることもいい勉強になると思います。

（取材・撮影：2007年10月20日）