学生の研究内容


病気モデルを細胞レベルで作製し食品成分の作用を調べる

4年生の卒業研究の内容

  • 病気に関係した細胞を生活習慣病の発症に関係する刺激を加えることで生活習慣病の状態を再現します。そこに食品成分を加え、病気の発症や病気阻止に関係する遺伝子などの発現量の変化から食品成分の影響や予防作用を調べます。
  • また、食品成分の新たな生理的な調節のしくみなど生理機能について上記同様に、それぞれの細胞を用いて解析します。
  • 具体的には、以下の様な六つ内容で、食品成分の予防効果を調べます。
    (研究内容)
    動脈硬化のしくみと予防作用 脳卒中のしくみと予防作用 肥満や脂肪細胞のしくみと予防作用  小腸のホルモン調節と生理機能 ガンのしくみと予防作用 など 脂肪肝の誘導と予防
    (学ぶ事)
    食品成分の作用の特徴や身体での役割(ポリフェノールやカロテノイドなど)
    病気に関わる細胞の機能としくみ

    (血管内皮細胞、脂肪細胞、アストロサイト、小腸内分泌細胞、 肝臓細胞、ガン細胞)

  • 調べる食品成分は、植物由来のポリフェノール、カロテノイドなどの微量成分(フィトケミカル)が中心ですが、これらにとらわれず、新たな作用が期待される成分について積極的に検討します。
研究:イメージ01
ヒト前駆細胞から分化・誘導させた脂肪細胞

-オイルレッドO染色

研究:イメージ02

大学院生の研究内容

  • 4年生で学んだ初歩的な内容に、さらに専門的内容を加え、大きく研究を発展させます。特に 新たな病気の仕組みや食品成分の新たな作用機構について再現性のあるデータから新たな知見を見いだすことを目ざし進みます。
  • その為、自身の研究レベルを確認し先端t的な研究知見を元に自身の研究を高めて行きます。具体的には遺伝子解析に加え、タンパク質の挙動など複数の手法、また複数の先端的解析手法を用い病気の発症機構や食品成分の作用を確かめ特定してもらいます。

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