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日本大学 生物資源科学部 生命化学科

関 泰一郎

略歴等、概要

日本大学大学院農学研究科農芸化学専攻修了、東京大学博士(農学)、米国ミシガン大学医学部人類遺伝学科博士研究員、日本大学生物資源科学部講師、准教授を経て現職、人事院試験専門委員、日本学術振興会専門委員等歴任、日本生理学会認定『生理学エデュケーター』

研究内容

私たちの日々の生命活動は、食品を介して摂取する栄養素を代謝して得られるエネルギーを利用して維持されています。食べ物(エネルギー)を過剰に摂取してそのエネルギー利用しないと、余ったエネルギーは体内に脂肪として蓄えられます。
体脂肪率が高くなると心筋梗塞、脳梗塞、がんなどの色々な病気にかかる確率が高くなり、このような危険信号の状態はメタボ(メタボリックシンドローム)と呼ばれています。

また、同じ量のエネルギーを摂取するにしても食事の時間帯によって肥り方が大きく異なります。
私たちの研究の興味は、なぜ肥ると病気になりやすくなるのか? からはじまり、『食べ物の成分』や『食べ方を変える』ことにより体の働きを整えて病気を予防することができないか? などへ発展し続けています。

メタボは、血管の老化を早めて動脈硬化を起こします。
動脈硬化が進むと、これを足掛かりとして血栓が形成され、心筋梗塞や脳梗塞をはじめとした血栓症を起こし、現在日本人の約30%がこれらの病気で亡くなっています。
私たちの研究室では生命化学の実験手法を駆使して、これらの血栓症やがんなどの生活習慣病がどのようにして起こるのか? 
基礎的な解明をおこなっています。

また、ニンニクなどの香辛料をはじめ強力な薬理作用を有する食品成分や天然物質を中心に、病気の予防にかかわる働きを探っています。
この研究では、マイクロRNAと呼ばれる小さな遺伝子に注目して、これまでにない『新しい食べ物や栄養の働き』を明らかにしようとしています。
私たちの研究は、高齢社会を健康で快適に過ごすために最も重要な課題を解決できるものとして期待されています。