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日本大学 生物資源科学部 生命化学科

中川 達功

略歴等、概要

  • 1998年:明治大学 農学部 農芸化学科 卒業
  • 2000年:明治大学大学院 農学研究科 農芸化学専攻 博士前期 修了
  • 2003年:首都大学東京大学院 理学研究科生物科学専攻 博士後期課程 修了 博士(理学)取得
  • 2003年-2004年:海洋研究開発機構 日本学術振興会特別研究員 (PD)
  • 2004年-2005年:東北大学 日本学術振興会特別研究員 (PD)
  • 2005年-2006年:製品評価技術基盤機構 研究職員
  • 2006年-2009年:日本大学 生物資源科学部 農芸化学科 助手
  • 2009年-2014年:日本大学 生物資源科学部 生命化学科 専任講師
  • 2012年-2013年:ワシントン大学 客員研究員
  • 2014年-現在:日本大学 生物資源科学部 生命化学科 准教授

研究内容

日本の沿岸の砂地にアマモ群落(アマモ場)が分布しています。

アマモ群落は魚の成育や産卵場所としてのみならず、 窒素循環や生物の多様性維持に重要な役割を持つことが知られています。
私たちはそのアマモ群落の形成に欠かせない海底砂中の窒素循環システムの解明を目指しており、 定期的に本学の下田臨海実験所前の田ノ浦湾でサンプリングを行っています。
これまでの研究で、アンモニア酸化アーキアとアンモニア酸化バクテリアがアマモ群落の底砂中の アンモニアの除去に貢献していることを明らかにしました。

現在、世界的にもほとんど例のないアンモニア酸化アーキアの純粋分離やアンモニア酸化アーキアの二酸化炭素固定機能の解析、アンモニア酸化アーキアの温室効果ガスである亜酸化窒素発生メカニズムの解明に挑戦中です。


主要な研究テーマ

  • 新規アンモニア酸化アーキアの培養法の確立
  • 新規亜硝酸酸化菌の培養法の確立
  • 完全酸化型アンモニア酸化菌の培養法の確立
  • アマモ群落内の硝化菌と脱窒素菌の分布解析と亜酸化窒素活性の解析
  • アンモニア酸化アーキアの亜酸化窒素の発生メカニズムの解明
  • アンモニア酸化アーキアの炭酸固定酵素の遺伝子解析
  • 高濃度アンモニア耐性のアンモニア酸化バクテリアの応用研究


語句説明

アンモニ酸化アーキア:アンモニア酸化アーキア(古細菌)はアンモニアを亜硝酸に酸化し、アンモニア酸化細菌と同程度で地球上の窒素循環に大きく関わる重要な微生物です。2005年の発見以来、世界中の研究室で実験が行われています。


硝化菌:アンモニア酸化細菌、アンモニア酸化アーキア、及び亜硝酸酸化細菌の総称として硝化菌と呼びます。アンモニア酸化細菌はアンモニアを亜硝酸に酸化し、亜硝酸酸化細菌は亜硝酸を硝酸に酸化し、地球上の窒素循環に大きく関わる重要な微生物です。古くから硝化作用に関わるバクテリアとして多くの研究が成されてきました。