学科主任あいさつ
生命化学科主任教授
春見 隆文
21世紀は「生命の世紀」です。化石燃料の大量消費による環境の悪化や大気の温暖化、人口急増による食料、資源の窮乏など前世紀からの多くの負の遺産は、今後や持続的な地球の維持や生命の生存すら脅かしかねません。それを避けるためには、生命のシステムのように多様で柔軟、高能率かつ省エネルギーの新技術を開発することが必須となっています。そして、その鍵となる学問分野が「生命化学」です。生命化学は21世紀を切り開く無限の可能性を秘めた学問なのです。
「生命化学科」では、微生物、植物、動物などの全ての生命体及びそれと密接不可分の食料、環境、資源について、分子のレベルで解明し、解決していく手法を学びます。すなわち、基礎から応用まで化学的な視点を広範に身につけ、大学院や社会で活躍できる優れた人材の育成に力を注いでいます。
教育の特徴は、1〜3年生まで豊富な「実験」を軸に、「講義」と「演習」の三位一体化による基礎能力の向上、さらに、 4年生では研究室に所属して、教員・大学院生と共に専門性を高める「卒業研究」を通じて集大成を行い、生命化学に関する問題解決能力・実践力・資格取得力・データのプレゼンテーション方法などを効率よく修得できるカリキュラムが構成されていることです。また、3年生の「産業技術演習」では、生命化学分野の第一線で活躍する社会人や卒業生の研究者・技術者による講義や国内外の研修など、実践的な教育も行っています。これらを支える最新の設備と機器も極めて充実しています。
卒業後の進路は、発酵・醸造、食品・食料、医薬品、臨床検査、バイオ、化学、繊維・紙、など、多分野にわたる産業界での研究、開発、 品質管理、製造などのほか、公務員(国家・地方)、教員と極めて広範多彩に及んでいます。自らの専門力の証しとなる資格も多種取得することができます。これらは、充実した上記の教育システムと、生命化学科の前身の時代を含め、60有余年の長い学科の歴史と8,000余名の卒業生の社会での活躍の実績に裏づけられているのです。また、大学院への進学者も多く、修了後は国内外の研究開発分野(国・民間)で活躍をしています。
「生命」や「生命の化学」に興味をお持ちの方は、今すぐ「生命化学科」のホームページやパンフレットをご覧頂き、是非自然環境の中にあるキャンパスや教育環境の整った研究室を気軽にお訪ね下さい。
生命化学科 教育理念
生命化学科は、「生命」とそれを取り巻く「食料」、「資源」、「環境」といった密接不可分の分野について、「化学」の知識と手法を用いて教育と研究を行う 学科です。本学科では、微生物・動物・植物など全ての生命体を対象に、それらの活動を担っている物質の形(構造)や働き(機能)の解明、有用物質の生産とその活用、食品への利用、および生物の生息環境の保全などについて取り組んでいます。これらを通して社会で活躍する人材の育成、学問の 発展、および人類の豊かな生活に貢献します。
生命化学科 沿革
| 1943年(昭和18年)5月 | 日本大学農学部予科設置(藤沢市) |
|---|---|
| 1945年(昭和20年)4月 | 日本大学農学部農学科、農産学専攻(のちに農産製造学専攻)設置(藤沢市) |
| 1949年(昭和24年)2月 | 新制大学としての日本大学農学部発足 |
| 1951年(昭和26年)11月 | 日本大学農学部と東京獣医畜産大学が合併、学部名称を農獣医学部に改称 |
| 1955年(昭和30年)4月 | 農産製造学専攻が藤沢校舎から東京校舎へ移転 |
| 1958年(昭和33年)4月 | 農産製造学専攻を廃し、日本大学農獣医学部農芸化学科設置 |
| 1996年(平成8年)4月 | 学部名称を生物資源科学部に改称 |
| 2000年(平成12年)4月 | 農芸化学科が東京校舎から湘南校舎(藤沢市)に新設された12号館へ移転 |
| 2009年(平成21年)4月 | 学科名称を農芸化学科から生命化学科に名称変更 |
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日本大学 生物資源科学部 生命化学科
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