学科案内 Department

人と生物のために、また、未来環境のために、幅広い視野を持ち、国際的にも活躍できる技術者などの専門家を育てることが生物環境工学科の使命です。

生物環境工学科とは About us

人、生物、自然が共生できる新しい環境創造をめざします。

人、生物、自然が共生できる
新しい環境創造をめざします。

地球の自然や生態系を理解した環境修復や保全、そして人と生物、人と自然が共生できる新たな環境創造のための総合的な学問が、ますます必要になってきています。生物環境工学科では、多彩なカリキュラムを通して、自然のシステムを活かし、生物資源を適切に利用した生産・生活環境の創造について研究し、 その応用技術を学びます。
つまり、人が健康に生きていくために、食料やエネルギーの生産環境や快適な生活環境を持続的に創り出す総合科学と技術について、 幅広い視野から探究する学科です。

人、生物、自然が共生できる新しい環境創造をめざします。

学科の特色 Character

生物環境工学科の位置づけ

生物とともに人間が生きる環境の創造

生物とともに人間が生きる環境の創造

生物環境工学科は、学部の教育研究コンセプトにある「地球環境の保全」、「人間活動」、「持続的な世界」のすべてに関係する 「総合科学領域」を対象としています。
人が自然と調和し、持続的で健康に生きていく社会の構築をめざして、地球・地域環境保全、 食料生産、 資源循環、 居住環境の創造などについて学びます。
生態・環境・土木・建築・機械などの幅広い知識と視野をもち、人と自然の共生環境を保全・ 修復・創造する、国際的に活躍できる技術者などの専門家を育てることが生物環境工学科の目標です。

生物環境工学科の特色

「技術系」の資格に強い!

「技術系」の資格に強い!

生物環境工学科はJABEEをはじめ、建築士や測量士、環境再生医など多様な技術系資格を取得(受験資格含む)できます。修了生はこれらの資格を活用して就職や進学をしています。

多様なフィールドで研究

多様なフィールドで研究

持続的な食料生産に資する研究開発の一環として、本学科では多様なフィールドで研究活動とリンクさせた教育を実践しています。

日本大学の圧倒的スケール

日本大学の圧倒的スケール

日本大学は世界有数の規模を誇る総合大学です。他学部の授業を学べる「相互履修制度」、学部を挙げた万全の就職支援。他校にはない圧倒的な人的ネットワークを生かした様々なサポートを実施しています。

  • 学科の教育研究上の目的と3つの方針(AP, CP, DP)について
  • 沿革 History

    1962
    農業工学科開講
    1972
    測量士(補)修得制度開始
    1974
    建築士受検資格の認可
    1975
    日本大学大学院農学研究科
    農学専攻修士課程を設置

    日本農業の基盤づくり

    食料増産のため、生産性を高める。農地整備と機械化を推進する必要性から…。

    • 土木
      土木
    • 機械
      機械
    1979
    藤沢校舎7号館で講義開始
    1982
    7号館への移転完了
    1984
    8研究室体制へ
    (土木系・計画系・機械系の3分野に)
    1993
    環境計画コース・生産管理コース開始

    高度成長期〜バブル期

    画一的な開発や整備の弊害として、農村の景観や環境・生態系への影響が。農山村でのライフスタイルのあり方を見直す必要性から…。

    • 土木
      土木
    • 計画
      計画
    • 機械
      機械
    1996
    日本大学 農獣医学部から生物資源科学部に
    農業工学科から生物環境工学科に
    2001
    JABEE教育プログラム試行
    2002
    生物環境科学研究センター設置
    2004
    JABEE教育プログラム
    (地域環境工学コース)開始

    生物と共に人間が生きる環境づくり

    現代の食料や環境の問題に対し、人間を含めた生物が生きていく環境を工学(創造)するための「知と技」を学ぶ学科へ。

    • 建築
      建築
    • 土木
      土木
    • 環境保全
      環境保全
    • 食糧生産
      食料生産
    • 生産システム
      生産システム

    1958年/昭和33年

    東京大学名誉教授田中貞次先生を嘱託教授として農獣医学部農学科に迎える
    農業工学科発足の準備が始まる

    1962年/昭和37年

    [ 4月 ] 農業工学科(農業土木学専攻・農業機械学専攻)として開講
    専任教員:大森智堪教授(第1代主任教授)・白岩隆巳助手の2名

    1996年/平成8年

    学部改組・名称変更 「農獣医学部」を「生物資源科学部」に

    学科名変更「農業工学科」から「生物環境工学科」に

    取得できる教員免許は数学および理科から理科(中学教諭1種、高校教諭1種)のみに

    2004年/平成16年

    JABEE教育プログラム(地域環境工学プログラム)開始

    Close

    カリキュラム Curriculum

    3つのコースの選択

    生産管理コース

    生産管理コース

    卒業には、【卒業要件(124単位の修得)】を満たすことが必要です。

    環境計画コース

    環境計画コース

    卒業には、【卒業要件】+【コースの必修科目】の修得が必要です。卒業時に【測量士補】の資格を得ることができます。詳細は資格についてと、在校生のページをご確認下さい。

    地域環境工学コース

    地域環境工学コース

    卒業には、1年次、2年次までに仮登録を行います。3年次初めにコース決定試験を受験し、コース生となります。(但し、受験するためには2年次までに必要単位数・科目とGPAを修得する必要がある)4年次までに【卒業要件】+【コースの必修科目】を修得し、かつ卒業研究発表を行い、コースでの講評を得る必要があります。卒業時には技術士1次試験を免除される【修習技術者】の資格を得ることができます。詳細はJABEEについてをご確認下さい。

    JABEE(日本技術者教育認定機構)認定の仕組みに関して
    JABEEの認定は一旦認定されても再審査があり、再認定を必要とする仕組みになります。
    このコース修了が認められるのは、卒業時点において当該コースがJABEEの認定を受けていることが条件となります。

    資 格
    JABEEについて

    学習の流れ

    1年次

    まずは基礎固めから

    全学科共通科目を中心に履修し、専門的な学習への基礎を固めます。

    1年次

    基礎の完成・
    専門分野のスタート

    講義、実験・実習の両面から専門科目を学びながら将来の方向性を考えます。

    2年次

    2年次

    3年次

    研究室の選択・
    専門分野を深める

    希望の研究室に入室し、4年次の卒業研究に向けて基礎学習(ゼミ)が行われます。

    3年次

    大学生活の総括・
    卒業研究、進路決定

    専門分野での卒業研究に挑戦。
    大学院・公務委員への勉強、就職活動等、社会へ繋がる時期です。

    4年次

    4年次

    入学・まず、基礎固めから!

    人と自然、人と生物の持続的な共生環境の創造に必要な「生物・環境・工学」の知識や技術の基礎を学びます。技術士の資格取得につながるJABEE認定の地域環境工学コースの希望者は、指定科目の履修等の準備が必要となります。

    必修科目

      フレッシュマンセミナー

      生物環境調節工学

      地域環境保全学概論

      基礎生態学

      農村整備計画学

      生物生産原論

      社会基盤施設工学概論

    選択科目

      地域環境水文学

      建築文化史

      土環境学

      生物工学

      図学

      エコロジカルデザイン演習

    • 一級・二級建築士受験資格取得に必要な科目
    • 環境計画コースの選択必修科目
    • JABEE必修科目
    • JABEE分野必修科目(環境)
    • JABEE分野必修科目(基盤)

    Close

    基礎の完成・専門分野のスタート

    基礎の完成をめざすと同時に、生物環境工学における専門分野の講義・実験・実習が本格的にスタートして、さらに幅広い専門知識を身につけます。測量士・建築士等の資格取得希望者も、指定科目の履修が必要になります。

    必修科目

      農業施設学

      バイオメカトロニクス

      測量学Ⅰ

      測量学実習Ⅰ

      水資源環境工学

    選択科目

      応用数学

      数理情報科学

      技術者の物理学

      建築設計製図Ⅰ

      大気環境科学

      測量学Ⅱ

      基礎水理学

      応用水理学

      環境化学

      •  

      動物生態・共生学

      構造力学Ⅰ

      構造力学Ⅱ

      コンクリート工学

      土質力学

      建築計画学

      建築構造学

      •  

      生物生産システム工学

      •  

      ポストハーベスト工学

      環境建築学

      農地環境整備学

      環境空調工学

      •  

      環境エネルギー工学

      •  

      機械工学

      •  

      生物資源プロセス工学

      環境情報工学

      環境情報工学演習

    • 一級・二級建築士受験資格取得に必要な科目
    • 環境計画コースの選択必修科目
    • JABEE必修科目
    • JABEE分野必修科目(環境)
    • JABEE分野必修科目(基盤)

    Close

    研究室の選択・専門分野を深める

    専門知識をさらに広めると同時に、研究室に所属して専門性を深めます。公共機関や企業などへのインターンシップ、海外研修も実施されています。4月には、試験と2年次までの成績によって、JABEE認定の地域環境工学コース履修者が決定します。

    必修科目

      生物環境工学演習Ⅰ

    選択科目

      ベクトル解析

      灌漑排水環境学

      水環境工学実験

      土環境工学実験

      測量学実習Ⅱ

      専門英語

      生物環境工学演習Ⅰ

      生物環境工学インターンシップ

      地域環境保全学各論

      土木設計製図

      生物地域環境計画学

      土木材料

      社会基盤施設工学各論

      建築設計製図Ⅱ

      土質・材料工学実験

      農業施設環境学実験

      建築環境工学

      •  

      機械設計製図

      木造建築構法

      •  

      公害防止管理論

      •  

      リモートセンシング実習

      •  

      農産物流通工学

      •  

      野生動物フィールド実習

      •  

      生物生産システム工学実験

      •  

      食料機械工学

      •  

      電気・電子工学

      •  

      バイオメカトロニクス実習

      •  

      生物環境工学特別講義

      •  

      海外研修

      •  

      バイオマスエネルギー工学

    • 一級・二級建築士受験資格取得に必要な科目
    • 環境計画コースの選択必修科目
    • JABEE必修科目
    • JABEE分野必修科目(環境)
    • JABEE分野必修科目(基盤)

    Close

    大学生活の総括・卒業研究、進路決定

    所属研究室において、研究の進め方、論文のまとめ方、発表の仕方などを学びつつ、専門教育の集大成としての「卒業研究」に取り組みます。卒業研究を通して、生物環境工学分野に必要な判断力・実証力・創造力及び実践力に磨きをかけます。

    必修科目

      卒業研究

      生物環境工学演習II

    選択科目

      技術者倫理

      地域環境GIS演習

      CAD製図

      建築設計製図III

      建築総合設計製図

      建築材料

      建築施工

      建築法規

      都市計画

      •  

      フィールドワーク論

      •  

      土木施工

    • 一級・二級建築士受験資格取得に必要な科目
    • 環境計画コースの選択必修科目
    • JABEE必修科目
    • JABEE分野必修科目(環境)
    • JABEE分野必修科目(基盤)

    Close

    実習情報 Practice

    校内外の様々な実習

    フレッシュマンセミナー

    フレッシュマンセミナー

    新しい学生生活に戸惑いを感じている新入生の皆さんに、学科教員達との「トーキングセッション」や「フィールドサイエンス」を通じて、コミュニケーションを図っていきます。

    建築設計製図Ⅱ

    建築設計製図Ⅱ

    3年生では、建築物や施設の計画・設計、およびそれらの模型制作をとおして、環境と共生した建築空間の計画・設計についても学びます。

    生物環境工学インターンシップ

    生物環境工学
    インターンシップ

    3年生はそれまでに学習した内容を学外の国立研究所や民間企業等で実習します。

    充実の校内実習施設

    生物環境科学研究センター

    生物環境科学研究センター

    学内外に開かれたオープンな体制を基本に、環境科学に関する研究推進と人材育成を進めています。
    21世紀COEプログラム「生物資源の持続可能な利用を実現する環境総合教育」の拠点にもなりました。

    水理学実験室

    水理学実験室

    実際に水が水路を流れる様子を観察することは、水理学のより深い理解と講義で得た知識の応用に役立つ貴重な経験となります。

    CADによる設計製図

    CADによる設計製図

    エンジニアは、図面によって自分の考えをまとめ、人に伝えます。充実したCAD室において機械、土木、建築の設計製図を行っています。多くの学生がCAD利用技術者試験に合格しています。

    フィールドサイエンス教育を支える施設

    富士自然教育センター

    富士自然教育センター

    静岡県富士宮市にあり、森林・湖沼・ボタン園などの庭園を擁する広大な敷地に、実験棟や宿泊棟があり、四季折々の植物や動物の観察が可能。多くの学科がここを舞台にフィールドサイエンス教育を展開しています。

    農場

    農 場

    藤沢キャンパス内にあり、面積は28ヘクタール。作物や野菜、花、果樹などを栽培する農産部、乳牛や豚、羊、ダチョウ、ロバなどさまざまな動物を飼育する畜産部、農業における機械作業を学習する機械部があります。

    演習林

    演習林

    キャンパス内には半自然的な森林も残されており、森林管理などの実習に使われるほか、近隣小学校の環境教育活動の場としても活用されています。

    教員紹介 Professor

    教 授

    准教授

    専任講師・助教

    学科事務室