資格・進路 Career
未来環境・将来に役立つ「価値ある資格」。持続的な地球環境創造に多方面から貢献できる人材。その進路は広範囲にわたっています。
資 格 Licence
当学科で取得可能な資格の一覧
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免許・資格
- 修習技術者
(日本技術者教育認定機構(JABEE)認定プログラム修了者) - 測量士補
- 環境再生医(初級)
- 高等学校教諭1種免許(理科)
- 中学校教諭1種免許(理科)
- 修習技術者
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受験資格
- 一級建築士、二級・木造建築士
- 造園施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 建築施工管理技士
- コンクリート技士及び主任技士
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任用資格
- 学芸員
- 毒物劇物取扱責任者
任用資格とは、所定の科目を修得し、卒業後にその資格に関連する職務に就いた場合に、申請のうえ取得可能な資格。
※ これらは一部変更になる場合があります。
資格について
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測量士補
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測量士補
この資格について
「基本測量」(全ての測量の基本となる測量)、「公共測量」(国または地方公共団体の実施する測量)に技術者として従事するために必要な国家資格です。
取得方法
測量に関する科目を修め、大学を卒業後に資格申請することで「測量士補」の資格を得られます。
卒業後、測量に関し実務経験1年以上(※1)を有すると、「測量士」の資格にレベルアップすることができます。※1)実務経験1年以上
1年間の実務経験の期間計算は、実際に測量作業に従事した日数225日、又は、測量学及び測量学実習の矜持に要した時間1,800時間をもって1年としています。 -
修習技術者
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修習技術者
この資格について
修習技術者とは「技術士第一次試験合格者及びそれと同等と認められた者」で、「技術士補」となる資格を有する者のことです。「それと同等と認められた者」とは、「JABEEの認定プログラム修了者のうち文部科学大臣が告示した教育課程の修了者」のことで、当学科の「地域環境工学プログラム」修了者もこれに該当します。
修習技術者は、技術士第二次試験受験に必要な経験を積み、技術士第二次試験に合格し、技術士登録をすると、「技術士」になります。
技術士は、「科学技術に関する技術的専門知識と高度な応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため高い技術者倫理を備えていること」を国によって認められた技術者であり、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。 ※参照:公益社団法人 技術士会ホームページ取得方法
測JABEEから認定を受けているカリキュラム「地域環境工学コース」修了者は、卒業と同時に「修習技術者」となり、技術士第一次試験合格者と同等の技術水準を保証されます。
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建築士
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建築士
この資格について
建物の設計・工事監理等を行う技術者であると定義される国家資格です。 建築士には、一級建築士、二級建築士、木造建築士があり、その資格により設計・工事監理できる建築物に違いがあります。
取得方法
「一級建築士」
所定の科目を修得したうえで、卒業後2年以上の実務経験を経て受験資格を得られます。農学系の大学でこの受験資格が得られるのは、本学科だけです。
「二級建築士・木造建築士」
所定の科目を修得すれば、卒業時に受験する資格を得られます。 -
環境再生医(初級)
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環境再生医(初級)
この資格について
平成15年に制定された、環境分野の専門家の事です。
公益性の高い仕事をリードし、住民と一緒に環境の再生を実践する「環境の総合医」となり、自然と人間の環境を、総合的に診断(調査・診断)、処方(対策の計画)、治癒(施術・施工)、ケアー(維持管理)を継続的に行います。
今後、環境系の仕事に必要な資格となってきます。取得方法
指定された科目の修得、および特別講義の試験に合格することで、3年次終了以降に得ることができます。社会で活躍しながら中級・上級の資格を目指すことができます。
進 路 After Graduation
主な将来の活躍分野
国や県、市町村の食料生産、農村環境および都市環境の計画・管理・整備などに関わる技術系公務員として、多くの卒業生が活躍しています。
ほかには、農協などの農業関連団体職員、中学・高校教員(理科)、土木、建築、コンサルティング、測量、住宅、機械メーカー、食品製造など。-
環境の保全に
関わる業種- 環境分析技術者
- 環境保全エンジニア
- 環境教育指導者(インタープリター)
- 環境コンサルタント
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環境の創造に
関わる業種- 都市・農村プランナー
- 土木施行技術者
- 建築施工技術者
- 建築模型アーティスト
- 建築家
- 造園家(ランドスケープアーキテクト)
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食料生産に
関わる業種- 機械設計者
- 農業ビジネスアドバイザー
- 食品流通コンサルタント
- システムエンジニア
- CAD技術者
主な就職先データ ~平成28年度(平成29年3月31日現在)~
企業等名
農林水産省/東京都庁/神奈川県庁/神奈川県横浜市役所/大成建設(株)/積水ハウス(株)/ 第一屋製パン(株)/東海旅客鉄道(株)/(株)フジタ/(株)竹中道路/東京水道サービス(株)/横浜乳業(株)/(株)前川製作所/日本総合住生活(株)/(株)奥村組/宮島醤油フレーバー(株)/ ライト工業(株)/ 鹿島道路(株)/ 正栄食品工業(株)/(生協)コープみらい
日本大学大学院 生物資源科学研究科について
生物資源科学部には、学部教育を基礎に、さらに高度な専門知識と研究能力の育成をめざす大学院として生物資源科学研究科と獣医学研究科が併設されています。
生物資源科学研究科は、基礎となる生物資源科学部の各学科の教育・研究体系を直接的に継承する二階建方式ではなく、各学科の領域を越えた「研究目的別の5専攻」で構成されています。
これによって、研究の対象別に分散しがちであった知識や技術を集約し、効率の高い研究手法を用いることが可能となっています。卒業生メッセージ Message
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- 生物環境工学科を選んだきっかけを教えてください。
- 農業工学がベースの学科ですが、色々な種類の研究室があり、建築や土木、測量学、コンクリート工学ということから、農業や食品など幅広い分野を学べるので、この学科を選びました。もともと建築に興味がありましたが、高校卒業時に専門分野を決めるまでいたらなかったため、選択肢の多い学科に決めました。
- 生物環境工学科で学んだ中で、面白かったこと、大変だったことは何ですか?
- 思い出深いのは、現地調査の手伝いで上海に行き、異国の文化を観察したことや、設計製図の課題で他大学のグループを交えたプレゼンテーションを行ったことです。
大変だったのは、通勤時間が長かったことです。2年次までは埼玉県から通学していたため、片道2時間ほどかかりました。 - 学生時代に、どのような知識やスキルを身につけましたか?
- 人前で発表するのは得意ではなかったのですが、研究室の発表などをするうちに少しずつ慣れてきて、限られた時間で何を言わないといけないかを考えるようになりました。また、自分から動くという姿勢が身につきました。学科の授業内容は、当時は理解するのに苦労した部分もありますが、現在建築の仕事をしていると、測量やコンクリート工学、法規、構造といった授業が役に立ち、基礎を勉強しておいて良かったと思います。
- 就職活動はどのように行いましたか?
- 学科の企業説明会に参加して、OBの方に紹介して頂き、面接のポイントなどを指導してもらいました。同じ学科を卒業した方だと、この学科で学んだことをどうやってアピールできるかを指導していただけるので、面接での答え方も考えやすかったです。
- 現在、どのようなお仕事をされていますか?
- 建築現場で施工管理の仕事をしています。分譲住宅の解体新築工事を担当しています。具体的には、現場の職人さんの手配や作業手順の打ち合わせをしています。限られた時間と金額の中で工事が安全に進むように計画を立てています。
区役所や設計者との打ち合わせや近隣さんとのやりとりもあり、学ぶことの多い毎日です。 - 社会人になってからの失敗談を教えてください。その失敗を乗り越えるためにどのような行動をとりましたか?
- 接する方々との年代が違うと、言葉の使い方が違うため、作業所内で打ち合わせをするときに内容が正確に伝わらないことがあります。その際には、図面や写真で内容を再確認するなどするようにしています。
- 現在仕事をする中で、「やりがい」を感じるのはどんなときですか?
- 現場はほぼ毎日問題が発生するので、竣工まではずっと計画を考え続けなければならないのが大変ですが、竣工して引き渡したお客様に感謝のお言葉をいただいたり、自分の計画で作業がスムーズに進んだときに、やりがいを感じます。
- 学生時代の研究や身につけた知識・スキルは、社会に出てどのように役立っていると 思いますか?
- 専門知識は仕事をしてから身につけますが、会社の業務を行う上で新しいソフトを多く使うので、PC操作に慣れていたことが役立っています。また、学生時代に身につけた測量,構造の基本的な知識は、社会に出てからの理解のスピードに違いが出ると思います。
- 今後実現したい夢や目標を教えてください。
- 一級建築施工管理技士などの資格をとり、仕事のステップアップに繋げたいです。
また、拘束時間がとても長い仕事なので、今後は残業時間を減らして、自分の時間を作りたいと思っています。 - 生物環境工学科への受験を考えている後輩にアドバイス・メッセージをお願いします。
- 専攻の内容を把握しにくいかもしれませんが、建築、土木、農業、人との関わりなど、広い範囲を勉強できる学科だと思います。そこから最終的な職業にどう繋げるかは、学びながら徐々に探しても良いのではないかと思います。
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- 生物環境工学科を選んだきっかけを教えてください。
- 農業土木分野および自然環境的なものが学べる大学で自宅から通える一番近い場所、ということで受験しました。自宅から1時間以内で通える範囲でしたので非常に良かったです。
- 生物環境工学科で学んだ中で、面白かったこと、大変だったことは何ですか?
- 研究室に入ってから、卒業論文と修士論文のためにサンプリング、水質分析、土質試験などをしていました。その時にサンプル数を多く設定してしまったので、時間がすごくかかってしまい、修士2年目はよく研究室に泊まって作業していました。
大変でしたが、今となっては良い経験でしたし、面白かったと思います。 - 学生時代に、どのような知識やスキルを身につけましたか?
- 専門分野の中では、測量や製図などの実習系は面白く、今の仕事に役立つスキル(の基礎)を身につけたと思います。
修士論文を実のあるものとするために、出したい結論を想定して手順を組んでいく方法は論理的で大変刺激的なものでした。 - 就職活動はどのように行いましたか?
- 就職先として考えていたのは地方公務員でしたが、大学院では実験に割く時間が多く、他の論文等を調べる時間も多く必要でした。そのため、公務員試験勉強をしっかりと出来ている気がせず、不安を隠しきれずに就活をしていました。
民間企業に就職活動で赴くときは、学科の4年生や他の院生に実験の続きを依頼し、スーツに着替えて出かけていました。持ちつ持たれつのように協力しあいながら皆で就職活動をしていたように思います。
公務員試験勉強のペースは大学から少しずつ慣らしていき、大学院に入ってからは専門科目の問題に配分を多めに取りました。勉強する時間は、研究室に宿泊したときと、実験の合間が中心でした。
- 現在、どのようなお仕事をされていますか?
- 平成17年度に新潟県庁に入庁しました。主な業務は公共事業(農業農村整備事業)の計画および実施です。平成17年~平成20年度は豪雪で有名な中越地方の十日町市にある十日町地域振興局農業振興部、平成21年度から佐渡に転勤になり、佐渡地域振興局農林水産振興部農村整備課に所属しています。
現在はトキの餌場づくりを主たる目的とした県営生物多様性対応基盤整備促進パイロット事業正明寺地区という事業を担当しています。一般的な農業農村整備事業とは異なりますが、世間の注目も多く、毎日ほどよい緊張感を持って業務を行っています。 - 社会人になってからの失敗談を教えてください。その失敗を乗り越えるためにどのような行動をとりましたか?
- 社会人としての失敗ではないのですが、神奈川県出身のペーパードライバーだったので、雪国の新潟県を甘く見ていました。当時、始めたばかりのスノーボードに向かう途中の山道でスリップして、国道脇に出来ていた雪壁に・・・。幸いにもケガもなく、自分の車の修理だけで済みましたが、新卒だったため貯蓄もあまりなく、非常に大変でした。それ以来、特に安全運転を心がけています。
- 現在仕事をする中で、「やりがい」を感じるのはどんなときですか??
- 公共事業、とりわけ農業農村整備事業では、受益者である農家の皆さんから一部負担をいただきながら様々な整備を行っています。一部負担のある農家の皆さんからはもちろん、一般県民の皆さんからも厳しい目が向けられています。そのような中で、事業実施をした後に感謝の言葉などをいただけると大変嬉しく思いますし、やりがいを感じます。
- 学生時代の研究や身につけた知識・スキルは、社会に出てどのように役立っていると思いますか?
- 学科で学んだことは今の職場でほぼ全て必要となる知識でした。今思い返してみるともっとしっかり勉強していれば良かったなと思います。
研究では水質分析結果のデータの管理が中心でした。気象データと照らし合わせて傾向を見いだそうと試行錯誤をしましたし、他にも色々と悪戦苦闘しました。多量のデータから必要な情報を抽出する作業をした経験は今も役立っています。 - 今後実現したい夢や目標を教えてください。
- 新潟県の農業農村に関わる技術者として、新潟県と県民の皆様がより繁栄できるようにはどうすればいいのだろうと考えています。
- 生物環境工学科への受験を考えている後輩にアドバイス・メッセージをお願いします。
- 生物環境工学科から輩出された先人の皆様は農業農村に係る分野から様々な分野で活躍しています。それは将来の裾野の広い、すばらしい学科だという証明に他なりません。
我らが生物環境工学科には、優秀な講師陣と分かりやすい講義と充実した素敵なキャンパスライフがあります。その中で、自分の目指している将来を見据えて、もしくは見つけて、これからの人生を有意義に過ごせたらと思います。
JABEEについて JABEE
JABEEの概要
日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering Education / 設立:1999年11月19日)は、技術系学協会と密接に連携しながら「技術者教育プログラム」の審査・認定を行う非政府団体です。
近年、経済のグローバル化にともなって、国境を越えた専門技術者の活躍が望まれるようになっています。
技術者が国際的に活躍するためには、業務を行う国の技術者資格を取得するか、国家間で技術者資格の相互承認がなされている必要があります。
技術者資格の相互承認を得るためには、まず各国で実施されている技術者教育の同等性が必要です。欧米の各国においてはその教育レベルを保証する団体があり、技術者教育の実質的同等性を相互承認するためのワシントンアコード(WA:Washington Accord)という国際協定があります。
JABEEは2005年6月、日本を代表する認定団体としてWAへの正式加盟が認められました。技術士とは
技術士制度は、文部科学省が所管する、優れた技術者の育成を図るための国による技術者の資格認定制度です。
技術士は、技術士法に基づいて行われる国家試験(技術士第二次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる名称独占の資格です。
即ち技術士は、「科学技術に関する技術的専門知識と高度な応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため高い技術者倫理を備えていること」を国によって認められた技術者であり、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。公益社団法人 日本技術士会は、技術士制度の普及、啓発を図ることを目的とし、技術士法により明示された我が国で唯一の技術士による公益法人です。
技術士法に基づく文部科学大臣の指定試験機関及び指定登録機関として、国に代わって技術士試験及び技術士・技術士補の登録等の業務を行っています。地域環境工学プログラムについて
当学科では、平成13年度から「地域環境工学プログラム」を設定しています。
これはJABEEの「技術者教育プログラム」によって認定されるものです。
修了者は、日本の技術者資格である「技術士」の1次試験が免除され、「修習技術者」となることが出来ます。
その後、優れた技術指導者の下で、4年間の実務経験を終え、第2次試験に合格すれば「世界に通用する技術士」の資格が得られます。「地域環境工学プログラム」履修するためには、カリキュラムで「地域環境工学コース」を選択する必要があります。
将来、農業土木分野の職業に就くことを考えている人は、このプログラムの選択をお奨めします。
ただし、このプログラムは比較的難易度が高くなっています。
これは、技術者としての知識、技術、人間性を高めてもらうためです。
ぜひこのプログラムを選択して、卒業後、広く社会で活躍することを期待します。カリキュラムについて
JABEEに関する詳細な資料(学生配布用)
JABEE関連資料をダウンロードする
ベストティーチャーについて
生物環境工学科では毎年、卒業式で実施しているアンケート等を元に学科教員の中からベストティーチャーを選出しています。
令和3年度は下記の先生に決定しました。教授
串田 圭司
Keiji KUSHIDA
今までの結果は下記の通りです。
- 平成17年度 石川重雄 先生
平成18年度 笹田勝寛 先生、栗原伸治 先生
平成19年度 糸長浩司 先生、笹田勝寛 先生
平成20年度 糸長浩司 先生、栗原伸治 先生
平成21年度 石川重雄 先生、河野英一 先生
平成22年度 宮本眞吾 先生、栗原伸治 先生 - 平成23年度 栗原伸治 先生、對馬孝治 先生
平成24年度 栗原伸治 先生、笹田勝寛 先生
平成25年度 笹田勝寛 先生、對馬孝治 先生
平成26年度 栗原伸治 先生、對馬孝治 先生
平成27年度 對馬孝治 先生、山嵜高洋 先生
平成28年度 栗原伸治 先生、對馬孝治 先生 - 平成29年度 串田圭司 先生
平成30年度 串田圭司 先生
令和元年度 串田圭司 先生
令和2年度 山嵜高洋 先生
令和3年度 串田圭司 先生
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