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年次 |
期 |
授業科目 |
単位数 |
必修・選択 |
2年次 |
前期 |
作物生産学I |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- はじめに農学の中で作物学の位置づけとこの講義で取り扱う対象作物(食用作物)などを説明します。そして次に食用作物のうち,この講義では我が国で最も重要なイネについて,起源と分類,生理・生態,栽培と利用,品種育成等について論じます。
- 【学びのキーワード】
- イネ,コメ,稲作,農業,農学,作物学,食糧生産
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2年次 |
前期 |
果樹園芸学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 果樹の定義や果実の構造について学ぶとともに,生理・生態的特性を基礎として実際栽培面の技術である繁殖,整枝・せん定,休眠特性,栄養管理からポストハーベストまでについて総論的に,具体例を示しながら講述します。
- 【学びのキーワード】
- 果実の食品的機能性,果実の構造と果樹の分類,果樹の園芸的分類,果樹園芸の特徴,適地適作,台木の育成,生理的特性,果樹の栽培環境,果樹の休眠,果樹の育種方法,栄養繁殖,せん定,整枝方法,霜害対策,花芽形成,CN率,結果習性,生理的落果
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2年次 |
前期 |
野菜園芸学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 近年,食生活の多様化や生食用野菜の需要増加と共に野菜においても高品質,多品目,周年需要を求める傾向が強くなっています。本講義では野菜栽培の基礎となる野菜の形態と生長・発育現象の生理生態的特性を中心に,ウリ類(キュウリ,メロン,スイカ),ナス類(トマト,ナス),葉菜類(ハクサイ,キャベツ,ホウレンソウ),ネギ類(タマネギ),直根類(ダイコン),イチゴ等に分類し,各群より主要な野菜を中心にして生理・生態的特性を理解し,品種や作型,栽培管理などについて個々の野菜の特性や理解を深めます。
- 【学びのキーワード】
- 野菜園芸の特徴,食品的価値,栄養性,生理的特性,作型形成,トマト,キュウリ,キャベツ,タマネギ,イチゴ,保蔵,生理機構
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2年次 |
前期 |
花き園芸学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 生活に潤いと安らぎをもたらす植物として,生産者や消費者にとってはもちろんのこと,自然環境とのかかわりを楽しむ人々にとっても,花きの重要性は今後一層増すものと期待されます。そこで,世界と日本の花き園芸,花きの分類,花きの成長の仕組みなど,花きにかかわる生理・生態の知識の理解に必要な原理・原則を学習するとともに,日本の5大切り花と2大鉢花の基本的な性質について学習します。
- 【学びのキーワード】
- 花き園芸,花きの種類,植物分類,生理・生態
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2年次 |
前期 |
植物育種学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 育種とは,生物を遺伝的に改良して新しい品種を作ることです。歴史の中で。作物は著しく変化してきました。作物の改良は社会の変化に対応しながら進み,私たちの生活に影響を及ぼしています。植物育種学の講義では,植物育種の基本となる植物の遺伝の原理,育種に実際に使われるさまざまな手法とその理論について講述します。さらに,主な作物における品種改良の歴史と方向性,産業に及ぼす効果について示します。
- 【学びのキーワード】
- 品種改良,遺伝,選抜,遺伝資源
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2年次 |
前期 |
植物生命科学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 植物の生命現象が分子レベルで解明されつつあり,この情報を農業技術開発に活用することが望まれます。そこで,分子生物学の基礎知識とともに,種子発芽,花成,ストレス耐性,花の老化などについて分子レベルの制御機構を説明します。さらに,遺伝子組換え技術を活用した早期開花する作物やストレス耐性作物などを作出する方法を示します。
- 【学びのキーワード】
- 植物と農業,植物と環境,分子生物学,分子遺伝学,生命科学,品種改良
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2年次 |
前期 |
植物病理学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 植物病理学が農業生産上果たしている役割,病原体や病徴等の植物病に関する基本的な知識,植物と病原体の相互作用に関する生理・生化学現象,代表的な事例による病害の診断・同定・防除及びこれらを総合した総合防除等の環境保全型防除技術について具体的な事例を多数紹介・解説します。植物病理学を知識だけでなく,実学として体系的かつ総合的に理解することの重要性を学習します。
- 【学びのキーワード】
- 植物病原体,抵抗性と病原性,植物・病原体相互作用,植物疫学,診断・同定,防除,環境保全型農業,植物防疫
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2年次 |
前期 |
応用昆虫学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 農作物の生産や増産の問題を解決するために,農薬による害虫防除の技術が進みましたが,その乱用のために色々な弊害が生じました。そのため,農薬を多用する現在の防除体系に代わるものが求められています。このような研究開発には,昆虫の特性についての深い理解が必要とされます。
- 【学びのキーワード】
- 昆虫,農業害虫,多様性,進化,昆虫形態学,発育,休眠,生活史,食性,害虫防除,昆虫機能の利用
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2年次 |
後期 |
造園緑地学 |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- なぜ人々は庭園をつくるのか,そこに何を求めてきたのか,庭園の歴史的展開とその時代背景を学びます。そして都市の発展にともなって庭園から公園へ,公園から緑地へ,自然環境保全へと展開する造園空間の思想とその計画・デザインの系譜をたどり,造園緑地の理論と技術について修得します。
- 【学びのキーワード】
- 造園史,庭園,公園,緑地,空間デザイン
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2年次 |
後期 |
作物生産学II |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 作物生産学Ⅰで扱うことができなかった他の食用作物(コムギ,オオムギ,トウモロコシ,ダイズ,アズキ,ラッカセイ,ジャガイモ,サツマイモ等)ならびに工芸作物,飼料作物を講義対象にしてそれぞれの作物の起源と分類,生理・生態,栽培,利用等について講義します。
- 【学びのキーワード】
- 畑作物,農業,食用作物,工芸作物,飼料作物,食糧生産
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2年次 |
後期 |
果樹分子生理学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 果樹園芸学は野菜園芸学・花き園芸学と並ぶ園芸学の3本柱の一つです。本講義では,果樹のもつさまざまな機能や生長に伴う分化等について,果樹を種類ごとに分けてその特徴を講義するとともに,果実全般における物質代謝や果樹(果実)特有の生理学的現象の基礎的知識を習得するとともに,近年発達した分子生物学的知見を合わせて理解することを目的とします。
- 【学びのキーワード】
- リンゴ,ナシ,ブドウ,カンキツ,生理生態,品種特性,育種,整枝剪定,施設栽培,繁殖,台木,矮化栽培,無袋栽培,着果調整,隔年結果,不和合性,生理障害,糖の転流,収穫,貯蔵,流通,ポストハーベスト
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2年次 |
後期 |
野菜生理機能科学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 野菜は重要な農作物のひとつであり,ビタミンやミネラルなどの機能性成分の摂取を目的として栽培される副食用の農作物です。特に近年は,食の多様化や健康維持に対する意識の向上に伴い,さまざまな野菜・品種が市場に出回っています。本講義では,野菜類の生長過程における重要な現象や栽培上の生理学的特性について解説し,それらの事象について近年明らかにされてきている分子レベルの知見について述べます。
- 【学びのキーワード】
- 種子発芽,休眠,頂芽優勢,バーナリゼーション,花芽形成,結実,果実成熟,ポストハーベスト,代謝産物,機能性成分,分子マーカー,植物ホルモン,遺伝子,酵素
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2年次 |
後期 |
花き分子生理学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 花きを安定的に供給するためには,生産技術や流通および品質の向上が必要です。そのためには花きの生理・生態特性を十分に理解する必要です。そこで,花色と香および鮮度,花きの生育と開花について,最新の研究成果や現場での技術とその理論的根拠について学習します。
- 【学びのキーワード】
- 品質,鮮度,生育,開花,遺伝子,酵素
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2年次 |
後期 |
植物遺伝子工学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 分子生物学的研究手法の進歩により,作物の生命現象も分子レベルで解明されるようになってきました。その情報を活用して農業技術開発を加速させることが必要です。植物遺伝工学では,農学で用いられる基本的な遺伝子工学的研究手法とその応用について概説します。具体的には,in situ ハイブリダイゼーション,RFLP,サザン・ノーザン・ウェスタンブロット法,ゲノムライブラリおよびcDNAライブラリの作成と利用,DNA塩基配列決定法,マイクロアレイ,RNAシーケンシング,定量PCR,DNAマーカー開発法,DNAマーカー連鎖地図作成法,QTL解析法等について示します。
- 【学びのキーワード】
- 植物と農業,植物と環境,分子生物学,分子遺伝学,生命科学,品種改良
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2年次 |
前期 |
植物病原微生物学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- SDGs(持続可能な開発目標)の17目標の一つ「飢餓をゼロに」を達成させるためには,地球上における農作物の安定的な供給が必要不可欠です。農作物の安定供給には,植物に病気を引き起こす病原微生物の特性を理解した上で病害防除策を講じることが重要です。植物の病原体であるウイルス,ウイロイド,放線菌,ファイトプラズマ,細菌,菌類の感染によって起こる主要な病害について解説するとともに,それらの形態と構造,感染戦略,ゲノム,生活環,病原性,検出,診断法などについて講義します。さらに,生産物の流通過程での品質劣化をもたらすポストハーベスト病害やウイルス,細菌を用いたバイオテクノロジー技術についても取り扱います。
- 【学びのキーワード】
- 菌類,細菌,ウイルス,ウイロイド,ファイトプラズマ,形態,構造,感染,複製,増殖,伝染方法,生活環,病原性,発病因子,病原性遺伝子,ゲノム構造,遺伝子発現,病害抵抗性,検出,診断技術,微生物バイオ
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2年次 |
後期 |
害虫制御論 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 生態系に及ぼす影響に配慮した総合的害虫防除の概念や害虫管理システムの構築法について論述し,環境保全型の害虫管理技術の現状ならびに将来の展望について説明します。その中で,発生予察と被害解析の意義,各種防除手段の組み合わせと評価,化学殺虫剤の弊害,天敵生物や微生物農薬の活用,害虫防除における遺伝子組み換え技術の利用,耐虫性植物の利点と欠点などを概説します。また植物を加害する主要な害虫類の発生生態,防除管理について解説します。
- 【学びのキーワード】
- 害虫管理,防除,発生予察,被害解析,フェロモン,IGR剤,天敵昆虫,微生物農薬,遺伝子組み換え
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2年次 |
後期 |
都市緑化技術論 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 庭園,公園,道路,屋上,壁面,屋内など,都市内の様々な場面において,既存の緑を守り,緑を増やし,維持管理していく技術について学びます。まずは緑地に植栽される樹木の分類,形態,生理生態的な特徴を学びます。そのため,15回中3回の講義は野外において樹木を見ながら講義を行います。緑化のための人工土壌の特徴,維持管理のための支柱などの工法,法面や壁面の緑化などの特殊な技術について解説します。都市緑化が温熱環境,大気,粉塵抑制など様々な環境要因の改善に与える効果や快適性の把握手法などについても解説します。
SDGs11番目標の「住み続けられるまちづくり」に向けて,専門性を活かした仕事に就いたり,あるいは市民としての活動に役立てられるような知識や考え方を身に付けてもらえるように授業を進めます。都市緑化はSDGs3の「全ての人に健康と福祉を」およびSDGs13の「気候変動への具体的な対策」としての緑化による微気象緩和への貢献も目指しています。
- 【学びのキーワード】
- 緑地植物,造園樹木,庭園樹,公園樹,街路樹,移植,道路緑化,植栽機能,植栽計画・設計,植栽基盤
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2年次 |
後期 |
緑地環境計画学 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 海外も含めた緑地計画の歴史について概観します。
日本の緑地計画に関する制度の歴史および現行の法制度(都市計画法,都市公園法,生産緑地法,都市緑地法,古都保存法,近郊緑地保全法など)の概要および基本的な考え方などについて学びます。
SDGsの目標にある,③すべての人に健康と福祉を,⑪住み続けられるまちづくりを,⑮陸の豊かさも守ろう,などの課題に対して,緑豊かなまちづくりとその維持に市民として,あるいは専門家としてどのように貢献し,享受できるかを皆で考えていきます。
造園職公務員や国家資格(造園施工管理技士)の受験に役立てることも意図し,それらの受験科目も考慮した内容とします。
- 【学びのキーワード】
- 公園,緑地,都市公園,都市計画,緑地保全,緑地保全,都市緑化,景観
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2年次 |
前後期 |
生命農学実験I |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 生命農学を構成する植物形態学,植物遺伝学,植物生理学,植物生態学,植物病理学,昆虫学,生命科学に関する基礎的実験を行うことにより,生命農学の理解を深めると同時に,試薬の正しい取り扱い法と調製法,実験器具と機器の正しい取り扱い法,実験計画とデータの統計処理方法,論文の書き方等について習得します。
- 【学びのキーワード】
- 植物の内部構造,植物ホルモン,色素,果実の品質,組織培養,植物群落,植生,微気象,植物の病徴,病原菌の生活環,害虫の形態,昆虫の同定,DNA,タンパク質,統計
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2年次 |
前後期 |
生命農学実習II |
2 |
必修 |
- 【科目説明】
- 生命農学実習Ⅰで経験した実習内容をもとに作物・野菜・花卉・造園から1分野を選択し,栽培分野においては播種から収穫・出荷調製まで一連の行程を,造園分野においては日本庭園の施工管理全般・造園樹木の管理を,それぞれ通年で実習し,栽培植物の特性理解や栽培管理の基礎的技術を習得,基本的な造園施工・管理技術を習得します。SDGs(持続可能な開発目標)の視点から,農作物生産において循環型農業,環境保全型農業,スマート農業に代表される産業と技術革新の基盤づくり,気候変動への対策・対応,生物多様性への取り組みを理解します。
- 【学びのキーワード】
- 水稲栽培,野菜栽培,花卉栽培,生産技術,樹木の移植,庭園の施工,造園材料,施設栽培,温室栽培,露地栽培,観葉植物栽培,鉢苗物栽培,施工方法,飛石,敷石,造園植栽,SDGs
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2年次 |
前期 |
ランドスケープ演習 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 個人庭園から都市公園,商業施設等の屋外空間の計画・設計に不可欠なデザイン技能の基礎を修得する講座です。屋外空間を創出するために求められる機能を満たしつつ「美しさ」「持続性」「必然性」を創出する技能修得のために,基礎講座において計画設計の基礎を修得した後,住宅の計画設計からテーマ性の求められる空間計画手法を修得します。前・後期テーマ別の課題を提示するが計画設計の性格上,指導と評価は個人の能力に応じて行います。
- 【学びのキーワード】
- デザイン,コンセプト,ターゲット・マーケット,景観,情景,演出,調査,解析評価,プランニング,プレゼンテーション,感動,サスティナビリティ,エイジング,癒し,環境負荷,管理負荷
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2年次 |
後期 |
実験情報解析演習 |
2 |
選択 |
- 【科目説明】
- 生物の集団は個性をもつ個体からなるため,それを対象にした研究においては,データから導かれた結論と正当性を客観的に示す必要があります。そのための道具が統計的方法です。統計的方法の主な考え方を概説した上で,例示された実験・調査データを関数電卓や統計ソフトを用いて統計的に処理する練習を重ねることによって,統計的方法の利用法を習得します。
- 【学びのキーワード】
- 測定データ,生物統計,統計検定,有意差,実験計画
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