日本大学日本大学 生物資源科学部 生命農学科

日本大学 生物資源科学部 生命農学科

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Correspondence生命農学科通信

Correspondence生命農学科通信

生命農学科の魅力と取組みを発信

生命農学科通信 vol. 52「生命農学科の研究紹介~サクラソウの花色や模様の多様化を探る~」

生命農学科は、生物資源科学部の中で最も歴史の長い学科です(1943年に農学科として発足)。

植物資源科学科の時代を経て、2015年に現在の生命農学科となり、最新の農学にフィットしたカリキュラムに一新されました。

近年では、国立大学や海外の大学で最先端の農学研究を実践してきた30代の若手教員を多く招聘し、当学科は研究・教育両面でホットな時期を迎えています!!

 

そこで、生命農学科の若手教員を中心として、研究内容の紹介をしていきたいと思います!

 

研究紹介

水田 大輝(みずた だいき) 花の科学研究室

島根大学生物資源科学部卒業

鳥取大学大学院連合農学研究科博士後期課程修了

筑波大学生命環境系 助教

石原産業株式会社 中央研究所 研究員

日本大学生物資源科学部 専任講師(現職)

 

 

サクラソウの“花色や模様の多様化”を探る

春先にピンク色の花を咲かせる野生のサクラソウを皆さんは見たことがありますか? 現在では、準絶滅危惧種として環境省のレッドデータブックに記載されているサクラソウですが、かつて日本全国の野山に自生していた身近な植物でした。このサクラソウは、今から200~300年前の江戸時代より数多くの園芸品種が作り出された古典園芸植物でもあり、現在では300品種以上が存在します。花を鑑賞する時に注目する花色は、紫や桃、白、とき色など多彩で、加えて、着色した花弁の縁のみが白色になった覆輪縦に筋状の濃い色が入る絞り咲きの模様花弁の裏と表で花色が異なる品種など、花の色や模様は多岐にわたっています。これらの花色や模様は、アントシアニンをはじめとするフラボノイド色素の種類や量、花弁での分布の仕方の違いによって現れます。私たちの研究グループでは、サクラソウ花弁の着色や模様形成のメカニズムの解明を目指して色素の分析や色素を合成する遺伝子の解析を進めています。

 

 

‘南京小桜’

‘紫雲竜’

 

‘大明錦’

 

 

☆花の科学研究室のページ
https://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~agb/laboratorys/hanano/

☆生命農学科公式HP
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2021年3月1日

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