日本大学日本大学 生物資源科学部 生命農学科

日本大学 生物資源科学部 生命農学科

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Correspondence生命農学科通信

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生命農学科の魅力と取組みを発信

生命農学科通信 vol.20「食べられない農作物の収穫~繭の収穫~」

生命農学科に何で虫の研究室があるの?

それは皆さんがこの学科を知った時に、最初に持った疑問かもしれません。日本人は特有の美的感覚から、虫が食べていない綺麗な野菜を求める傾向にあります。例えば、無農薬で虫食いだらけの一玉300円のキャベツよりも、農薬を使用した虫食いのない一玉100円のキャベツが好まれる傾向にあります。

そのため、日本国内の食料の安定供給と品質保持のために、化学農薬はなくてはならないものです。一般的な化学農薬は虫を対象とした毒性試験が行われ、その中で効果が高かったものが流通しています。つまり、虫の研究は農業上欠かせないものなのです。

 

農作物に被害をもたらす害虫ハスモンヨトウ

 

応用昆虫科学研究室の害虫トラップ

 

あまり知られていないことですが、この害虫の殺虫性に関する研究は、シルクを作る益虫であるカイコ(蚕)の研究の発展によって進められてきました。元々養蚕(ようさん)は、日本農業主要産業の一つとされ、非常に大切にされていました。そのため、今でも全国の大学で養蚕と害虫とは別の研究室を構えている場合が多いです。生命農学科の応用昆虫科学研究室は養蚕も害虫も両方を扱っており、多岐にわたった研究を行っています。6月はちょうど蚕が繭を作り、収繭(収穫)の時期になります。国内の養蚕農家は年々減少傾向にあり、現在では250軒を下回り、国産の繭はめったに手に入りません。

写真は研究室の学生さんが育てた蚕が作った繭の写真です。

 

カイコが入っているネット可視化型波型まぶしは畠山准教授が開発作成したもので、学術論文にもなっているんですよ!

 

この繭は、8月のオープンキャンパスで皆さんにお配りする予定です。ぜひ、国産の繭を体験してみてください!

2019年6月30日

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