帯化タンポポに関する実験結果
1. 帯化タンポポの自生地土壌の生物検定
  材料:帯化したタンポポが自生している土壌,コマツナ種子
  方法:帯化しているタンポポの生育している土壌を2×2mmの篩を通す。
      シャーレに土を詰める。続いて,コマツナ種子50粒を播種,播種10日後調査
結果の概要(2005.5) 写真参照下さい        
Control 帯化タンポポ(1)土壌 帯化タンポポ(2)土壌
下胚軸長(mm) 13.1±3.2 16.3±3.6 15.9±5.0
地上部重(g/FW) 0.89 1.17 1.24
根重(g/FW) 0.48 0.48 0.60
発芽率(%) 96.0 70.0 82.0
発芽率:種子は全て発芽したが,途中生育が停止した
 
2. 帯化タンポポの種子及び根からの再発現試験
  材料:帯化したタンポポの種子と根
  方法:結実した種子を育苗箱に播種し翌年の春(一年間栽培)帯化を調査
      掘り出した根を30mmに切断し,育苗箱に植え付けた。
結果の概要(2003.4-2004.4)                  
種子繁殖 栄養繁殖(根)
草丈(cm) 14.4±5.4 10.1±2.9
葉数 6.0±3.8 8.8±4.9
頭花数 0.3±0.5 0.4±0.5
根長(cm) 20.1±9.6 23.8±9.2
分枝数 1.3±0.6 1.5±0.7
帯化個体数 0/60* 0/56
*判定不能個体3
 
写真は帯化タンポポ自生地土壌の生物検定
左は根の生育状態,右は地上部生育状態
神代の帯化タンポポ(2005.04.14)
  
対照区
タンポポ区